完全なる究極魔法
「『龍の振動』!!」
ガルネクに当たったはずの雷が消える
「エンキ!久しぶりだな!!」
そこに現れたのは懐かしい友人、そして今は宿敵である友の姿だった
「なんでここにいるんだ……エルゼ!!」
エンキがエルゼに向かって叫ぶ
「俺は今、十賢者の1人をやっている………崇高なる目的の為にな」
エルゼがエンキとロイにゆっくりと近づく
「2人でかかってこい、でないと俺に触れられないぜ」
「俺を舐めるなよ!『アテナの魂』!!」
「いくよ!エンキくん!」
究極魔法を発動した二人がエルゼの左右にたつ
「『雷神の手』!」
「『戦姫の超閃光』!」
雷神の手とエンキの放った閃光が同時にエルゼを襲う
「これが俺の完全なる究極魔法だ……『龍王の神域』」
その瞬間、雷と閃光は同時にエルゼに触れる前に消え去った
雷神の手は再生してはいるものの、今のトリックが分かんなければ攻略のしようがない
「お前ら、まさか今の俺の魔法の種を探してるのか?残念だがそんなもんないぞ
俺の魔法は単純に弱いものを近寄らせない王の絶対魔法、強い力しか俺には触れられない」
聞いたことのない魔法だった
確かにアテナの魂や雷神召喚など特殊なオリジナル究極魔法はあったとしても種のない絶対の力は聞いたことがない
「なら力で勝てばいいんだろ!『戦姫の天翼撃』!!」
エンキが光の翼を片手に宿してエルゼのオーラを殴る
「くっ……」
しかしそれでも魔力が弱いらしく跳ね返される
「『龍王の正拳』!!」
前のとは違い、モーションのほとんどない波動がパンチに乗って飛んでくる
「…………なっ!」
ロイが波動をくらって後ろに吹っ飛ぶ
「まずお前からだ!『龍王の乱正拳』!」
空中で身動きの取れないロイに正拳がたくさんぶつかる
しかしなぜか雷神のオーラは無視されてロイ自身に攻撃が直撃する
「ロイ!」
「エンキ、お前は自分の心配をしろ!究極詠唱魔法『深淵の炎』!!」
エンキの周りに巨大な炎が上がる
「くっ……どうすれば…………」
「残念だがこの戦争、もらった…………爆発!」
炎が爆発してエンキが飲み込まれた
周りにいたアリサたちは一刻も助けたかった
しかしこのハイレベルな戦いに参加することが出来なかったのだ




