悲しみの旅立ち
「………」
あれからみんな目が覚めたけどそこにはライジもエルゼの姿もなく、エンキが静かにたっていた
「エ………ンキ?」
アリサがそーっと訪ねる
「………なぁ、みんなを呼んでくれ」
そこにいつもの元気なエンキはない、あるのはただどこか遠くを見つめてる姿………
そのあとみんなを集めたけどなかなか話始めなかった
「おい、いったいなんなんだ」ブルーが我慢できなくなり言う
「俺、一人で行こうと思うんだ」
それは衝撃の言葉だった
一言から来るショックとは思えないほど大きな悲しみがやってくる
「まて、なんで一人でいく?」
エンザンがきく
「俺は……世界を見たい。みんなには秘宝を頼む」
「そんなのわがままっすよ!俺たちも………」
「………ごめん」
みんな静かになってしまった
みんなきっとこんなエンキは見たくないのだろう
「そんなことは許さん」エンザンが止める、妥当だろう
「『アテナの魂』」
究極魔法が発動する、何をする気だエンキ
「『閃光』!」エンザンが魔法を打つ
しかしエンキは動かなかった
「『戦姫の爆炎』」
辺り一面が巨大な炎で覆われる
「しまった!みんなあいつを逃がすな」
これがエンキとの別れとなった
-それから少したった海の向こうのある場所で-
「静かにしろ!ここは我ら『魔神の御加護』が支配した」
ある村が魔神の御加護に教われていた
「う………ぅ………」
「うるさいぞガキ!」
兵士の男が子供に怒る………
そう、あれから魔神の御加護は活発に動き次々と勢力を広げていった
「ねぇちゃーん!」
「うるせぇ!死ね」
兵士が銃を構えたその時
「なぁ、お前らのボスはどこにいる」
銃の先を真っ二つに切り裂かれた
「な、ななんだ、お前」
「………俺の名か………お前たちの総大将に伝えとけ、エンキが帰ってきたってな」
赤髪を揺らしながら言う
「ふざけたことを!」
殴りかかる………しかしそこにもうエンキはいない
「………………」
後ろに回り込み兵士を吹き飛ばす
「ぐ………がはっ!!」
「お前らの………ボスはどこだ!!」
エンキが怒りだす、まるで鬼神のようだ
「わ、わかった、連れてくるから」
そして、この出来事で世界に震撼がはしった
「運命の子が舞い戻った」………と




