アテナの魂
倒れるエンザン、そして、タツマ、ブルー、アリサ、サンドル………
戦場は血に染まっていた
だれ一人勝てる希望を失っていた。一人を除いて
「………ンキ………」
「ん?まだ生きていたか」
ライジが声をする方をみるとアリサが地面に倒れながら消えいく声で話していた
「エ………ンキ………たすけて………」
これが出来ることの全てだった
この状況でみんなを助けられるのは一人だけ………そう、エンキ
しかし、彼は来ない、みんな頑張ったがそれでも来なかった
「終わるがいい。」
ライジが手を下に向ける、魔法、もう、だめだ………
「仲間だけは………仲間を傷つけるやつを……俺は許さねぇ!」
聞いたことのある声……向こうから飛んでくる、赤い髪……エン………キ………
アリサは目を閉じた
「ついに来たか」
空からやってきてライジと対峙する
「………」
エンキはなにも言わない………変だ、いつもなら怒るのに、激怒して戦うのに………
「なんだ、えらく静かだな」
「違う………憎しみは、ほんとの強さじゃねー……」
エンキの髪が白くなった
「ひとを守る、仲間を救う!俺はそのために戦う」
そして両手の甲に紋章が灯った
「究極魔法『アテナの魂』」
「貴様、どこでそれを………」ライジの顔がひきつる
その時、みんな気絶しながらも感じていた。
なにか暖かい気持ちを………
「……………光の精霊よ……」
エンキが魔法を唱え始める
「させるか!『影撃』!」影が襲う
エンキに攻撃が直撃する
煙に覆われてエンキが見えない
ライジは不気味な笑みを浮かべた
「くくく、使いこなしてはいないみたいだな」
しかし姿をあらわしたのは
「な、なに……」
「……『戦神の閃光』!!」
無傷で光の光線を放つエンキだった
ライジを貫いた閃光だが、そのライジは影となり消えた
「ふふふ、どこを狙って」
「お前をだ」
いつのまにかエンキはライジの後ろにいた
一撃でライジをつらぬくたくさんの閃光
「………『戦姫の乱閃光』」
そう、まるでそれは神のように輝いていた
そこには迷いや暴れるエンキはなく、全ての動きを読んでいるかのようなエンキの姿があった
「ぐ………がはっ!!」血をはいて思わず距離をとる
「光の精霊よ、混沌の闇を碎け、『戦姫の剣』」
光の剣がエンキにあらわれる
「ちくしょう!『暗黒障壁』!」魔法障壁の黒いやつで防ぐ
しかしそんなものでいまのエンキは破れない
「閃光斬り」
ひと斬りで暗黒障壁をうちやぶる
「く………くそ」
「終わりだ………」
エンキの回りに魔方陣が出現した




