指輪
「どれでも好きなの選んで。」
勤務終わりリュート様に連れてきてもらった宝石店で、それはもう眩いばかりの宝石に囲まれている。
「リュート様に選んでもらいたいです。」
「私が選んでいいの?セシィはこれとか似合うんじゃない?それかこれとか。」
いくつか選んでくれ先日頂いたネックレスと同じ宝石がついたのを、これがいいです選ぶ。リュート様は物凄く微笑んでくれ即決となる。他には?って聞かれるがとんでもないと断る。
お店を出て馬車に乗り込むとリュート様が近々私の家に行こうと言ってくれる。お兄様とは話をしたが両親に会いに行きたいと。わかりましたと了承し、私本当にリュート様と結婚するんだと思う。
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ルイ様はあれ以降もお昼を誘ってくれ、ランチ友達になれた。もうすぐ王宮に通うのが終わるみたいで落ち込むルイ様を、今度外で会いましょうと誘うと喜んでくれた。
一緒にお買い物とか行きたいというルイ様は本当可愛らしい。妹が出来たようで私も嬉しい。結婚式にも来て欲しいと誘うと喜んで!と言ってもらえ楽しみが増えた。
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「リュート·フォン·バンフィールドです。本日はお時間を取って頂きありがとうございます。」
「こちらこそ足を運んで頂きありがとうございます。私共が行くべきなのに、お言葉に甘えまして申し訳ないです。」
「セシリア嬢のためなら何でもいたします。この度は申し出を受け入れて頂きありがとうございます。」
「本当にこの子でいいのでしょうか?」
「セシリア嬢以上に素晴らしい方はいません。彼女以外とは結婚する気が無かったので私の両親も喜んでいます。」
お兄様からもこの前の話を聞いていたらしく、本当愛されているなと揶揄われながら話は順調に進んでいく。結婚しても図書館勤務は続けていいと言ってくださりとても嬉しかった。リュート様はいつも私を尊重してくれるとても優しい方。
両親との話が終わり共に食事を取ると、帰宅するリュート様をお見送りする。
「早く一緒の家に帰りたいな。君と暮らせる日が待ち遠しいよ。」
「あと少しですよ。私も早くリュート様と暮らしたいです。」
軽く口付けをし帰って行った。連れて帰りたいと駄々をこねられたが馬車に詰め込み発車してもらった。危険だ。
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「セシリア様おめでとうございます!」
教会で準備をしていたらルイ様が現れた。最近は王宮で会うこともなくなったが、大体月に2回はお茶をしたり買い物したりと仲良くしている。毎回リュート様は嫌がるけど説き伏せ出かけている。私に対して過保護過ぎる気がする。
「セシィ準備できた?」
「…大精霊様?」
扉がノックされリュート様が入ってくる。入ってきた姿は白のタキシードを着ていて、紛うことなき大精霊様の姿と見間違う程に神々しい。拝んでしまう。
「セシィ?大丈夫?」
「はい!大丈夫です!」
危ない。こんな素敵な方が旦那様になるなど誰が信じられるだろうか。1年前の自分に言っても信じないだろう。
容姿に自身の無かった私が、こんなに素敵なリュート様に毎日可愛い愛してると言われるなんて…本当人生ってわからない。肯定されやっと自尊心が戻ってきた気がする。
「ずっと側にいてくださいね?」
もちろんだよって微笑み優しい口付けをしてくれた。




