7 丞と愉快な仲間たち
祈ってばかりでもなんなので(投稿前に必ず祈りますが)実益のある事をひとつ。
一人暮らしで鍋系を買うあなた、100円ショップなどで蓋を買うことをおすすめします。
お湯の沸くスピードと、ガスの減りが違います。
では7話目、楽しんで頂けたら幸いです。
がばっと布団をめくって、丞はベッドの上に立ち上がった。
着替えの上にあるフぃみョンを確認する。
板状の端末の中央から縁になるほど、色が薄くなっている。
縁の方は透明だ。
『丞様の体には、フぃみョン用のフェムトマシンがインストールされます』
シープの説明が思い出される。
「夢じゃなかった」
ガッツポーズして天を仰ぐ。丞は裸族、どう見てもアウトだ。
ケータイのアラームがなった。
二度寝防止に七分後にセットしているやつだ。
「おっとっと」
アラームを止めてシープとのやり取りを思いだしながら、シャワーを浴び、制服を着て丞は食堂に行った。
「おはようございます」
管理人のおばちゃんに挨拶して、トレイを取る。
目玉焼きにかりっと焼いたベーコンとウインナー、小鉢にサラダ。主食はパンと米が選べる。汁物は味噌汁とコーンポタージュがある。
朝は軽く。御飯を大盛にしてコーンポタージュをお椀に入れてテレビの前に座る。
ちょうどおひつじ座の運勢をやっている。総合○○○、恋愛○、金運○ 思いがけない出合いがあるでしょう。
次は天気予報です。
丞の目的の天気予報が始まる。
白いブラウスにタイトスカートのお天気お姉さんが、ゆるキャラと一緒に各地の天気をつたえてくれる。
「今日は一日中晴れか」
丞は呟いた。
雨だとお姉さんの傘でカバーできないところが、ちょっと透けて見えるのだ。ゆるキャラがカバーしてすぐに見えなくなるが。
食べ終わって食器をかたずける。
「ご馳走様」
おばちゃんにいって丞は部屋に戻った。
「どうしようかな」
フぃみョンを手に丞は考える。
『フぃみョンには盗難、紛失防止機能がついています。正式な手続きをしない限り、海に投げても、太陽に撃ち込んでも戻ってきます』
シープの説明が頭に浮かぶ。人形ならホラーだ。
「持っていくか」
丞は学生服の内ポケットにフぃみョンを入れた。
「いってきます」
管理人室のおっちゃんに声をかけて、丞は学校に向かった。
途中コンビニで、昼飯用の弁当とメロンパンを買って、教室に入った。
「おはよう」
丞より先にいた三人に挨拶する。
卯上 白次、黒次、月子は電車通学で、少し離れた所から通っていた。
本数が少なくて次の電車だと遅刻ギリギリになるため、丞と同じく一時間早く教室にいる。
その中で、白次はふとっちょで、丞と趣味がにている。
出席番号順で、席が近かった事もあって仲良くなった。
同じ名字だが兄弟ではない。
町の一部の名字がほとんど卯上で、宅配の新人さんが間違える。
白次、黒次、月子は伝統ある名前で、その名前の人が亡くなった後に産まれた子供につけられる。
白次はお喋りだ。
丞は入学式の翌日には卯上地域にすっかり詳しくなった。
白次のお喋りを聞きながら今日の予習をしていると、チャイムが鳴ってホームルームが始まる。
昼飯を食べて五時限目、稀代の催眠術の使い手と呼ばれる歴史の先生が抑揚のない声で教科書を読んでいた。
丞は、真っ白空間に浮かんでいた。
あ、寝ちゃったのかと思ってシープを探すと、丞の他に人がいる。
卯上の三人、名前を覚えていない男女が三人づつ、女子の中には入試トップの委員長もいた。
「ステータスオープン!」
黒次が叫んだ。
やっと、作者名からマイページにいけるようになりました。
今更それかよっ先生、ありがとうございます。




