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31/743

31 時間のかかるアレ

 予約投稿上手くいったようです。

 上手くいくかずっと見てました。

 ずっと見ているなら意味ないと、自分に突っ込んでました。


では31話目、楽しんで頂けたら幸いです。

 丞は異世界会会員と別れて真っ直ぐ寮に帰った。

 今日も遅くなった。

 コンビニでおやつを食べる暇もない。

 寮の食堂に直行して夕食を食べる。


「帰ってくるの遅くなったね。部活でも始めたのかい?」

 おばちゃんが聞いてくる。

「いえ、そうではないんですけど、なんか忙しくて」

「はぁ、そうなの。高校生活なんか一瞬なんだから、やりたい事はやらなくちゃ」


「その事で相談なんですけど、社員さんと御飯食べるの恥ずかしいんです。部屋で食べたらダメですか?」

「ああ、恥ずかしかったから早めに食べてたのかい。でも前にこっそり部屋で食べようとした人が、トレイひっくり返しちゃって。廊下絨毯でしょ、ここ。クリーニング大変で」

「そうなんですね」 

「そうなの。でも飯堂寺君は事情が特別だから、ちょっと考えてみるわ」

「ありがとうございます」

 お礼を言って部屋に戻る。


 シャワーを浴びて、ケータイのメールをチェックする。

「丞の部屋をみてみたい。 全」

 寮は部外者立ち入り禁止だからダメ。とメールを返すと電話が来た。全からだ。

「丞、久しぶり。元気?」

「元気だよ。そっちはどう?」

「うん、ぼちぼち。九海は丞に会えなくて寂しがってる」

「本当に?」

「う・そ。たまに丞の話になるぐらいだよ」

「こんなに二人に会わなかった事ないよね」

「そうだな、小中ほとんど毎日会ってたのにな」

「ねー」

「今度の土曜、駅前でって駅に用事あるのか?」

「いや、特にないけど。ゲーセンでも覗こうかと思って」

「今、金ないんだわ。俺んちでゲームしない?」

「そうしようか。じゃ全の家にまっすぐ行くね」

「ああ、そうしてくれ。あんまり早くに、くんなよ、寝てるから」

「じゃあ一時ぐらいでいいか」

「そうだな」

「じゃ土曜一時で」

 丞は幼馴染みにフぃみョンを教えるつもりだ。

 丞は全達の驚く顔を思い浮かべてにやにやする。

 その後、丞は二十三時まで復習したり、テレビを見てすごした。




 ベッドに入って、目を閉じる。

 白い空間でシープが聞いてくる。

『何時に起きますか』

「五時半。前回起きたの十七時半頃だったよね?」

『正確には十七時三十二分です。五時半起床ではフぃみョン起動に時間が足りません。起床時間をずらしますか?』

「五時三十五分で」

『わかりました。待機時間があります。飛ばしますか?』

「御願い」


 気が付くといつものテーブルにいた。待機時間を思い出す。シープとおしゃべりしていたようだ。


 黒次、白次、虎城君はすぐにきた。

「あれ?女子組はきてないの?何で?」

 白次が丞に聞いてくる。

「僕に聞かれても」

 丞には理由が分からない。

「初期設定に時間がかかっているんじゃないかな。女子ってああいう着せ替えみたいの好きそうだし」

 虎城君が多分正解だ。

「着るもんなんか何でも、いーじゃねーか」

 黒次があきれたように言う。

 三十分経ったがまだ来ない。

「誰か連絡してみろよ」

 椅子に座った黒次の貧乏揺すりが激しくなる。

「嫌だよ、月子楽しみの邪魔されると怒るし。黒次連絡すれば」

 白次が何かを思い出して身震いする。

「俺だってこえーよ」

 卯上で一番上なのは月子さんのようだ。

「お待たせ」

 委員長が来た。シンプルなスポーツウェアを着ている。

「スポーツウェアなんだ」

 丞は思わず言ってしまった。

「何?ゲームするなら動きやすい格好がいいでしょう」

 委員長が自分の格好を確認する。

「ソウデスネ」

 丞は女性のファッションに文句を言ったりする程、恐れ知らずではない。

「いつも着ているワンピースと最後まで迷ったのよ。シープに聞いたらスカートの守りは完璧だって言うし。でもチラチラめくれるのも嫌よね」

 いや、そっちの方が。

 丞が良からぬ事を考えていると月子さんが来た。

 麦わら帽子に、オーバーオールだ。

「それ、畑に行くときの格好」

「月子いっつもそれ来てんな。他に着るものねーのか」

 白次、黒次が恐れを知らぬ発言をする。

「うっさい。黙れ」

 月子さんの一睨みで恐れを知らされる。


「じゃ、揃ったみたいだから、説明始めるね」

 丞の言葉に空気と同化していた虎城君がうなずく。

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