16 シープが五十歩、丞が百歩
前書きには、本文を読む期待を上げるような事を書くべきでしたね。
はしゃいでしまって、申し訳ありません。
タイトルと内容が違っていたので変更しました。
ジャンルもVRゲームから空想科学に変更しました。
では、16話目、楽しんで頂けたら幸いです。
結局、あの後ホームルームの時間になって担任の先生が来るまで騒ぎは続いた。
先生は野球部員を叱り、自分の教室に戻った後は休み時間は教室に入るなと言い渡す。
納得のできなかった野球部員は休み時間ごとに廊下で叫びまた叱られた。
昼休みになって、手早く昼食を食べた丞は白次と黒次の令和異世界会への勧誘をふりきって、トイレの個室に入って鍵を締めて目を閉じた。
『何時に起きますか』
白い空間にシープが現れる。
「相談したい」
『令和異世界会の事ですか』
「シープ見てたの」
『丞様が寝ている時は周囲を警戒しています。朝の騒ぎは、該当部分だけ、今ダウンロードしました。丞様も見られたく無いことが、おありでしょうし』
「特に虎城君の事が問題だよね」
見られたく無いことを考えながら丞は言った。
本当に気のきくナビだ。
『気にしなくていいのでは。放って置いても、丞様に不利益はありません』
いや、このナビ気がきかない。
「いやいや、一生気にするよ!」
丞のうっかりで他人の人生を大きく変えてしまうかも知れないのだ。
『そうなると、難しいですね。もう一回人違いで間違いないと言ってみますか』
「歴史の先生、人が代わったみたいに授業熱心なんだ。他の先生は、居眠りに厳しいし」
『インストールされている丞様には睡眠に入るサポートが出来ますが、他の方を眠らせることは出来ないですし』
丞とシープは顔を見合わせて、ため息をつく。
「いっその事、ばらして謝るか」
『絶対、フぃみョンを使わせろと言ってきますよ』
「僕が勇者召喚された事にしたら」
『連れていけとか、異世界の詳細を聞かれますね』
「異世界の出来事を忘れた設定にしたら」
『話す理由が無くなります』
「なんか、良いアイデア無い」
『すぐには出てきませんね』
「シープって頭良くないの?」
考えるのに疲れた丞が思わず言ってしまった。
『何ですか、いきなり!』
シープが突然の暴言に目を吊り上げる。
「いや、フぃみョンから産まれんだよね。もっと頭良くてもおかしくないよね」
おっかしいな~と丞。
『丞様よりすこしだけ良いですよ。あまり差をつけると、相互理解出来なくなりますし』
シープが鼻で笑う。
無言でにらみ合う。
『そもそも、起きたら夢になるんですから、なにもしないでさっさと、起きればよかったんです!』
「いきなり人がいて焦ったんだよ。シープが『人違いです』とかしなかったら、まだごまかせた!」
丞とシープが顔をよせて、にらみあう。
ブックマークが減ってしまいました。
ご期待に添えず、申し訳ありません。
あんまり、PVとか書かない方がいいのかな。
しょんぼりです。




