14 会議は踊った
皆さん異世界は好きですか。
私は見ている分には良いけど、行くのはちょっと怖いです。
自由に行き来できればいいのですが。
では、14話目、楽しんで頂けたら幸いです。
「ジョンさん、宇宙人なのかな」
でもコスプレしている外人さんの可能性がまだある。
ジョンさんとのやり取りを思いだしながら、シャワーを浴び、制服を着て丞は食堂に行った。
「おはようございます」
管理人のおばちゃんに挨拶して、トレイを取る。
鮭に納豆。今日は米のみ。汁物も味噌汁だ。
フぃみョンでハンバーガを食べたばかりだが、お腹はちゃんと減っている。
あ、ハンバーガとコーヒーのごみ。
シープ片付けてくれたかな、と思いながら丞はテレビの前に座った。
ちょうどニュースが終わって、星座占いが始まった。おひつじ座の運勢は。総合○、恋愛○、金運○○○ 思わぬトラブルに巻き込まれるかも、気をつけて。
天気予報は、今日も晴れ。
お天気おねーさんが、にこやかに各地の天気をつたえてくれる。
食べ終わって丞は食器を片付けた。
「ご馳走様」
ちゃんとおばちゃんに言って丞は部屋に戻った。
フぃみョンは昨日から制服に入れっぱなしだ。
同じ部屋にあれば、起動には問題ないそうだ。
『金庫に入れて置いても大丈夫です。広さ的には丞様の学校の多目的ルームぐらいです。体育館だときついですね』
シープの説明を思い出す。
「おっと、ケータイ」
充電ケーブルを外して胸ポケットに入れる。
「いってきます」
管理人室のおっちゃんに声をかけて、丞は学校に向かった。
途中コンビニで、昼飯用の弁当とサンドイッチを買うのも忘れない。
教室に電子レンジがあれば、お昼の幅が広がるのにと、考えながら丞はグラウンドの横を通る。
いつも朝練している野球部がいない。
珍しい。休みかな?と思いながら、教室に近づくと、騒がしい。
いつもの卯上の三人以外に大勢いるようだ。
「おはよう」
丞が教室に入ると、坊主頭を、他の沢山の坊主頭が囲んでいた。
「考え直せ」
「一緒に甲子園行くんだろ」
「中学準優勝投手のお前がいれば夢じゃないんだよ」
「バカな事するな」
「甲子園にいけばプロにだってなれるかも知れないんだぞ」
なんの騒ぎだと見ていると、丞に気がついた白次が近づいてきて言った。
「昨日五人で話し合った結果、令和異世界会を作ったんだ」
「れいわいせかいかい」
丞はそのまま繰り返した。
短いですが、オチをつけたくて。
異世界部、同好会、研究会のは作品は多くあるようです。
最初だけチェックしましたが異世界に行くことが、目的なようなのでかぶらないはずです。
かぶったら、魔法の言葉も効かないかな・・・




