↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
12/743

12 チート発動?

 PVが三桁になっていました。

 小躍りするほど嬉しいです。

 ブックマークしてくれた人もありがとう、あなたの努力が報われるよう祈ります。

 もちろん他の読んでくださっている方の幸せも祈っています。

では、12話目、楽しんで頂けたら幸いです。

「そうだった、何かオススメのゲームある。できるだけ、ポイントもらえるやつ」

 広場から目を離せない。あの変なのは何だ、と考えながら丞は言った。


『90秒で500ポイント稼げるゲームがございます。ほとんど練習も必用ないですし、お勧めです』

 シープは何か計算しているような顔だ。


「90秒で500ポイント!1時間で20000!」

 驚いて丞はシープを見た。


『ゲームの設定上、星なしランクでは最大15000ポイントです』

 シープは表情を戻して言った。

 丞の計算から5000ポイント減った。

 それでも15000ポイントは魅力的だ。


「何のゲームなの」

『格闘ゲームです』

 格闘ゲームなら得意だ。

 幼馴染みの全にはほとんど勝てている。


『開催されている会場まで行って、参加申し込みをします。丞様の移動速度だと、30分ぐらいかかります』

「そんなに。シープの腕を振るやつで移動できないの」

『腕を振るのは移動能力ではありません。ナビ能力を使う時のポーズです。最初にお会いした時は、丞様の部屋を初期設定用空間に再現しました。さっきはフぃみョンに参加しただけです。』

「結構、めんどくさいね」

『一生フぃみョン内で過ごす種族も多いです。なんでもできてしまえば、すぐにする事がなくなります。この会話も、移動も面倒だと思うところが楽しみで、重要なのです』

「でも、早くゲームしたい」

『わかりました』

 シープの目が光った瞬間、丞とシープは格闘場の入り口前にいた。


「瞬間移動した」

 やればできるじゃんと、丞。

『移動の結果だけを書き込みました。移動した実感がないだけで記憶はありますよ』

 丞は確かにシープと移動した事を思い出した。

 広場の大勢の間を抜けて通りに、そのままキョロキョロと建物を見ながら、いくつか角を曲がって、歩いてきた。

 途中、きわどい服装のエルフっぽいおねーさんに見とれて、シープに引っ張られたことも思い出した。


「移動前に戻せないかな」

『元の場所にいって記憶を消せば、似た感じに出来ます。すれ違う人は違いますが。出来事に出会った感動は、その瞬間しか味わえないのです』

 何に感動しているのかと、少し呆れた様子でシープが言ってくる。

「さあゲームだ」

 丞はごまかして格闘場の入り口をくぐった。

 

〈スゥデゴロ ファイター ナァァイン〉

 独特なリズムでアナウンスされる。

 少し汗のようなにおいのする熱気が吹いてくる。

 太鼓のような音が、気分を盛り上げる。

 さまざまな種族がいるが、戦闘服らしい格好で、さあ闘うぞという人と、仕合を見にきましたという人のグループに分けられそうだ。

『エントリーしますね』

「いやいや、あの辺の人とか勝てそうにないけど」

 カマキリに似た、四本腕の上二本が鎌状になっている人を見ながら丞は言った。

『同じような強さの人と仕合が組まれます、大丈夫ですよ。まずは、練習しましょう』

「そうだね」

 めざせ、15000ポイント。

 丞は両手で自分の頬をペシペシと叩いて気合を入れた。

 シープが腕を振ると同時に目を光らすと、丞は寮の廊下ぐらいの幅がある、2メートルぐらいの空間にいた。両側と前後に壁がある。


 シープの説明を思い出す。


 ええと、ジャンプにはアシストがつく。

 試しに跳んでみると頭の高さまで、楽に跳べる。


 星なしランクの仕合で使える技は強打だけ。

 強打と念じてパンチすると拳が光った。キックすると、脛まで光る。


 ガードは腕と脛。

 腕で体を庇うと薄い透明なバリアが見える。足を上げると脛にも発生する。


 急所はシステム側でカバーされていて目や、股間への攻撃は無効だ。


 星なしランクでは頭突き、投げ、間接技もなしだ。


『では練習しましょう』

 スポンジでできたデッサン人形みたいのが現れる。

「エイ、エイ」

 丞は人形にパンチやキックを打ち込む。

『ガードの練習です』

 デッサン人形が遅めのパンチとキックをしてくる。

 丞でも楽々受け止められる。

『自由練習です』

 丞は遅めのパンチやキックをよけて、人形に跳び蹴りを決める。

 何回か人形を倒すと楽しくなってきた。


『そろそろ仕合しますか』

「よし、やろう』

 シープが腕を振りながら非実体モードになる。


〈エッエッエッエェェトリッィィ〉独特なアクセントでアナウンスされる。


〈ラウンドワン〉

 丞の周りの壁が透明になり、大勢の観客が見える。

 大きな歓声と太鼓のような音がする。

 前の壁だったところに大きく半透明の数字とHPバーが現れる。

 向こう側に丞より小柄な、三ッ目の少年が見える。

 空手着のような服で、丞をみてオッスと聞こえてきそうな挨拶をする。

 丞も礼を返す。

 数字が0になる。


〈ファイッッ〉

 少年が、スススッと間合いをつめてくる。

 え、え、この人殴っていいのと丞が思っているうちに、腹にいいのをもらう。

「ぶげっほぅ!」

 たまらず下がると、少年が、腹、頭、腹、腹頭と流れるようなコンビネーションを決めてくる。

「えっ、あ、う、げふぅ」

 傷みは無いが、パンチキックの感触は伝わってくる。

『丞様ガード、ガード。頑張って』

 何も出来ないで、丞は負けた。


〈ラウンドツウ、ファイッッ〉

「わあ、タンマ、タンマ」

 ピポピポと電子音がした。

 時間が止まっている。

 周りが止まっているが丞も動けない。

『超加速思考セコンドです。1ラウンドに一回アドバイス出来ます』

 ナニそれ凄い。

「生身の人を殴れないんだけど」

『5ポイント使って心理サポートをオンにしますか』

「おねがい」

 向かってくる少年が同じ大きさの、デッサン人形に変わる。

 音と動きが戻る。

「エイ、エイ」

 さっきとは違って手が出せる。

 しかし、余裕でガードされて丞は負けた。


〈ラウンドスリー ファイッッ〉

「タイム」

『どうしました』

「どうやっても勝てない。なんかいい方法ない?」

『フルサポートを使えば丞様が、一番力の出せる状態で戦えます』

「使用ポイントは?」

『300です』

「使う」

 もらえるポイントの半分以上使うのは、痛いが仕方ない。

 気がつくとテレビの前に丞はいた。手にコントローラ。

 画面には丞とデッサン人形。

『きますよ』

 シープの声がする。

 操作は丞が遊んだ事があるゲームと同じだ。

 相手の強さは普通。

 必殺技無しでもあっさり丞は勝った。

 勝った瞬間に、丞は元の場所に戻る。

 相手の少年が礼をしてくる。

 気まずいが丞も礼を返す。


『負けが50、勝ちが500トータル600ポイント、サポートに体験用ポイントを305ポイント使用しました』

「ずるした気がする」

 入れた気合をなくして丞が言う。

『それがチートです。もっとも相手も同じことができるので、今回はチートではないですよ』

 シープが丞の肩を叩いて慰めるように言ってくれた。

 文字数の感覚が読んでいた時と違います。

 書くと大変なだけかな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。