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Dead or Alive
私に残された選択肢は何があるのだろう。
彼女は決断した。
私を消すと。
そうなら私も決断しなくちゃいけない。
「ワタシはキミを消す。だから、あは、あははは!
いなくなってくれるよね。あははははは!」
彼女は狂っている。
でも、そうしたのが私なら。私がすべてを終わらせよう。
彼女の手にはナイフがあった。
鋭い。刺されたら相当な痛みがくることだろう。
決断の、意志の強さを象徴している。
それに比べて私は、何も持っていない。
素手だ。だけど時間が無い。
彼女は狂った笑みを浮かべて、ゆっくりと近づいてくるから。
何もできない、逃げるしかない。
「逃げても無駄だよ」
踵を返して走り出せば、彼女はそういった。
私の背後に迫るものを
彼女は恍惚の笑みで見ていた。




