1.悪夢の中
アリス・フォードは金髪碧眼の少年です
「へぇ〜!面白そう!」
僕がPCで最新のゲームを検索していた時、面白そうなゲームを見つけた。
『邪悪なる神の悪夢』
クトゥルフ神話を舞台とした2020年前後の世界のゲームだ。
「いいね、事前予約しとこう!」
VRが台頭してきてから技術の進歩は素晴らしく、古い機体でも無ければカセットも無くなった。
「こういう時親が太いのが良かったと思うよね〜さてさて、楽しみだなー!」
そして3週間後、僕のVRチェアにゲームがダウンロードされた。
「ふへへ、やっと遊べる!」
僕がVRチェアに座り、「起動、邪悪なる神の悪夢」と一言呟くと、僕の意識は暗転した。
「おや、いらっしゃいませ」
僕が目を覚ますと目の前に褐色美形の男が⋯
「ニャルラトホテプだ!絶対ニャルだ!ほぼ100パーセントの確率でニャルだ!!殺さきゃ⋯!!」
「お待ちください!私案内人ですよ?!どう、どう、貴方の気持ちはよく分かりますが落ち着きなさい!」
「面が良くて褐色の男は全員串刺しにして殺せってばっちゃが!!」
「まぁまぁ1度落ち着いて、ではまずお名前を聞いても?」
「むぅ⋯僕はアリス」
「おっと、プレイヤーネームです。」
「は?まぁいいや。アリス・フォード」
「了解です、まずステータスは知力、魔力、防御力、運、筋力は再設定されますが身長、容姿、教養、敏捷、体力は現実をベースになります。これらは1〜20でだいたい表され、1〜5は低い、6〜10は普通、11〜15は良い、16〜20は優秀、天才の域に出ます。ですがたまに20以上が排出されます。また体力と敏捷は稀に補正がつきます。」
「ん、」
「また、HPが0以下になってから6分経つか、HPがそのHP分、つまりHP16だとしたら-16になった時点で完全な死を迎えそれまでは病院に行くか医術、魔術で回復が可能です。また死者蘇生も有り得なくは無いんじゃないですか?そして死を迎えたら次のキャラクターに転生します。ですがスキル等は一切なくなりステータスも再設定になります。あ、あと。一番大切なことはですが、神秘の秘匿を忘れずに。あまり力を過剰に信じれば、簡単に死にますからね?」
「⋯」
「それでは、貴方にはこのランダムボックスを引いてもらいます!」
「何それ?」
「簡単な話です、一定の行動パターンを取った人への景品です。あ、これは喋ったら普通にBANして起訴します。」
「あ、うん、おけ。」
「この中にはですね、神格に対抗する為の能力があります!」
「と言うと?」
「超能力です!それは神格の力か、はたまた全く関係ない力か分かりません。そして量も質も何もかもランダムです!」
「なるほど。」
けどそれって、
「ずるくない?」
「このゲームは強者が一方的に蹂躙するゲームです。するいも何もありません。公平性なんて無いんですよ!って事で、引いてください。」
「ん、こう?」
紙のくじか、
「ほれ」
「おぉ、素晴らしい事です!3つも書かれてますよ!!」
「ほへぇ、」
「1つ目、時空間移動。思い浮かべた場所、時間に好きに行ける能力ですね?自分自身が銀の鍵になったようなものです。」
「まて、それティンダロスやらはどうなんだ??」
「大丈夫!時間移動を多発しまくればミゼーア辺りに気付かれる可能性は有り得なくは無いですが通常なら可能です!」
「ならいいか⋯次は?」
「次は空間の創造ですね。現実世界と互いを干渉し合わない世界や全く別の世界を創れます。創れるだけですけどね?またこれを使えば安全に移動や作戦会議ができるでしょうね。殆どの移動呪文でも不可能です。それこそヨグ=ソトースぐらいじゃないと来れないでしょう。あ、私とミゼーアなら来れるかも?ティンダロスの犬どもがどうかは知りませんが。」
「えぇ、」
「まぁいいじゃないですか!最後です。秩序ですか⋯」
「はは!お前を殺す為の最高の超能力だな!それだけはぜってぇもらう!!」
「チッ⋯なんで俺を殺せる能力三銃士が殺意あるこいつに渡るんだよ。まぁいい。それでは貴方のロールプレイ設定を確認しますね?」
事前予約はこのゲームの1週間前に打ち切られた、それはロールプレイ設定を書き込む時世界に影響が絶対に出るから。多分好きに購入するゲームじゃなくてこれからも第2陣3陣と予約受付をするんじゃないかな?
「なるほど。親が太いガキ、東京のタワマン暮し。金は数億までなら使えるですか。あの奴ですね?へぇ〜、現実でもそうなんですね。確かに貴方甘やかされて育ってそうな顔つきしてますもんね」
「美形だろ?お前より美形じゃん、おれ、神ってる☆」
「は?俺の方が美形だが?たかが人間が何言うかw」
「ゼッテェ神になってお前殺す」
「なら召使いよろしく!後任に書いとくわ!」
「は?それはずるくね?」
「急にガキになるな?」
「へへっ」
「褒めてねぇよ、ステータスと住所と学校な。」
名前:アリス・フォード
種族:人間
年齢:14歳
出身:日本
生年月日:2011年12月15日
所属:フォード財閥嫡男及び星城財閥嫡男及び星ヶ丘中学校3年
住所:東京都中央区月島5丁目 12番 4号スター・ゲート星城6002号室
HP:31
MP:125
ATK:15
MTK:100
筋力:3
体力:25
防御力:6
俊敏:16
魔力:25
容姿:21
身長:140
知力:20
教養:20
幸運:21
|技術
〈機械操作〉Lv60
・機械を操作できる技術
〈日本語〉Lv100
・日本語を扱う技術
〈英語〉Lv100
・英語を扱う技術
〈特殊神話学〉Lv56
・特殊な神話の知識と、それにどれだけ適応出来ているかを表す。魔術の習得にも直接的に関係する。
|能力
〈時空間移動〉
・思い浮かべれる出来る全ての時間、空間に跳躍出来る。またこの能力で連れて来れる存在、人数の制限は無いが少なくとも一部分的に視認できている必要が有る。ただし未来に帰ることは出来るが未来に向かう事は出来ない。そして帰りたいと思った時は帰るはずだった時間から過去で過ごした時間分上乗せされて帰る為未来を思い浮かべれなくても帰ることは可能。
〈異空間創造〉
・現実と干渉し合わない鏡写しの世界や思い浮かべる世界を創造できる、またこの空間内では自身や自身が連れて来た存在は現実世界にいかなる影響も出ない。これは鏡写しの世界であり、鏡を割っても現実には干渉しないからだ。ただし独自の方法で侵入した場合は生身であるため影響が出る。
〈秩序〉
・この世の全てを秩序化する。この力はエントロピーの最大化を逆転させることや混沌とした力に抵抗する、精神操作等も可能
|血縁
父:ブラン・フォード
母:セイナ・フォード(旧星城聖奈)
弟:クルシュ・フォード
「ふーん、なるほどねぇ、」
「なんかステータスずるいですねぇ。なんですか?この体力」
「多分補正だね、僕こんな体力無いはず。あと2026年設定なの?14歳で2011年って事は。」
「年代的にはそうっぽいですね、多分技術的にはそこら辺の全てありますよ、的なのでは?」
「あー、なるほど」
ふむ、
「けど超能力強くない?」
「言うても多分もっと強い人とか後天的に会得する人もいると思いますよ?と言うか超能力とかそれに近しいのが後々会得出来るのは公言しときます、貴方にだけ。」
「ん、別に目指さないよ」
「あれ?残念ですね。」
「僕は緩く行こうかなって。案内人ロールプレイしたい」
「成程」
「さて、そろそろ行こうかな。」
「チュートリアルは?」
「いらんいらん。僕ならなんとかなるっしょ!っと思ったけど待って、知力が異常に高いの何?僕思考力はあってもここまで高得点は出せないよ?記憶力も別に良くないし。」
「なら補正なんじゃないですか?」
「なんでそんな事言うの?」
「あぁ、褒められたかったんですね?ガキだなぁ」
「今ここでやるか?」
「ガキなのはそういう所ですよ。知力高いと記憶力が良くなるので気をつけて下さいね?」
「はいはい」
「それじゃあお気をつけて!」
「また殺しに来るわ〜」




