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ゲームクリエイター ~とある少女の冒険譚~  作者: メープル
グレイシア領編
57/94

56.スーシャさんからの餞別

「アッシュ君、準備は大丈夫?」

「もちろん!そういうナツは大丈夫なんだよね?よく寝れてないみたいだけど……?」

「大丈夫だよ!多分!」

「多分って……まったくもう……」


朝からそんな会話を交わしたあと、私達はスーシャさんの待つ、スーシャさんの執務室へと向かう。

もちろん、出発の挨拶をするためだ。


「スーシャさん、おはようございます」

「ええ、おはようございます。……あら、もうそんな時間ですか」

「はい、そろそろ正門に向かおうかと」

「そうですか……いざこの日を迎えると嬉しいような寂しいような……」

「領主様、行ってまいります!」

「はい、道中気をつけてくださいね?ここから応援してますので」


そんな会話を交わし、いざ出発!……というタイミングでスーシャさんに「あなたには少し話があるので、アッシュは外で少し待っていてほしい」と言われた。

またお説教かな……と身構えたけど、そんな心配はいらなかった。


スーシャさんは私に、薄緑色の、”紫色のエフェクトが付いた”ローブを手渡す。


「これは……?」

「餞別です。あなたにはしっかり働いてもらわないといけませんからね」


------

極風のローブ (レア)

暴風の吹き荒れる地でアラクネが紡ぎあげた糸を使い織られたローブ。

装備者に風の加護を与え、防御力と素早さと風属性の攻撃の威力が上昇し、風属性の攻撃に耐性を得る。

効果:防御力+20 素早さ+15 風属性の威力上昇(1.5倍) 風耐性+50%(風属性のダメージを50%軽減する)

特殊効果:反射(受けたダメージの10%を相手にも与える)

------


な、何この装備?!

私が装備してる”風のローブ”の完全上位互換じゃん!


「こ、こんな装備……ほんとにいいんですか……?」

「もちろんですよ。というか、あなたのために用意したんですから」


私のために……なんだか恥ずかしいな……


「ほら、外でアッシュや王都からの迎えも待ってますよ。早く行ったほうがいいんじゃないですか?」

「あっ、はい!スーシャさん……ありがとうございます!」


私は急いで外へと向かう。




「……生きて帰ってきてくださいね……」


部屋には、そうつぶやくスーシャさんの声が響いていた。




外に出ると、アッシュ君とアーロンさんが待っていた。

アーロンさんはおそらく正門までの付き添いだろう。私方向音痴だし。


「あれ?ナツ、その装備はどうしたの?」


アッシュ君がそう聞いてきたので、「スーシャさんからもらった」と伝えると、ほっぺを膨らませて「ナツだけずるい!」と悔しがっていた。かわいい。


「準備ができたようですね、では向かいましょうか」


アーロンさんの声で、私達は正門へと歩き出す。


いよいよ、王都へ出発だ。



------

名前:川上夏  レベル15

次のレベルまで 22,160xp

体力   80/80

魔法力  47/47

力    46 (+20)

防御力  29 (+20)

知力   62

魔法防御 60

素早さ  62 (+15)

運    46


風属性の威力1.5倍


風属性への耐性 50%

------

これにて第一章、グレイシア領編は終了です。

次回より第二章、王都躍動編になります。

やっとここまで来れました……読者の皆様の応援があってこそですので、これからも応援の程、よろしくお願いします!

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