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第36話 ハルロ3

ハルロさんに連れられてやってきたのは、ハルロさんが住んでいるという屋敷だった。

「ほう。急に悪魔と契約したであろう人間に襲われたと」

さっき襲われた事情を詳しく説明すると、ハルロさんは深く考え込んだ。

「実は、私は精霊と契約している守護者を集めていてね。君たちのような強い精霊の守護者であれば是非うちのチームに来て欲しいんだ。」

「どうして精霊の守護者を集めているんですか?」

「それはもちろん悪魔族を消し去るためさ!悪魔は私達の敵だからね。」

たしかに悪魔族がこの世界を滅ぼそうとしていることはミオから聞いている。

ならこのチームに入る方が俺たちにとっても得なんじゃないか?

まあアイノが悪魔族というのは絶対にばれないようにしなければならないが、、

「急にこんなこと言われても困るだろう。また明日返事を聞かせてくれたらいいよ。

今日は疲れているだろうし解散にしよう。そういってお開きにした。


「やっぱりチームに入った方が魔界の扉の手がかりも掴めるかな。悪魔族殲滅が目的なら魔界の扉を通るんだろうし」

ハルロさんがせっかく誘ってくれたんだもんな。

「やめた方がいいと思います。あの人嘘ついてました。」

まじか、、ハルロさん嘘ついてたのか、、

つくづくミズキが味方で良かったと思う。交渉が有利過ぎる。

「何が嘘だったの~?」

「目的のところだよ。あの人、悪魔族を消し去るのが目的じゃない。別の目的がある。」

「アイノもあの人嫌いです。嫌な感じがします。」

あれ、俺以外あんまりハルロさんにいい印象持ってないの!?

「アルヤは鈍感だからね~」

あんな悪魔を倒した直後に来るのもタイミングが良すぎるよ、まるで待ち構えてたみたいにさ。

とレイも言う。

言われてみれば確かにタイミングが良すぎる気がする、、、

「みんながそう言うなら断ることにするよ」


「すみません。今回の申し出は断らせてください。」

次の日、俺たちはハルロさんの屋敷に断りの返事をしにいった。

「そうか、残念だ。こんなに良い素材だったのに」

良い素材?どういうことだ?

「あんまり手荒な真似はしたくなかったんだけどね。やれ」

部屋に入ってきた大勢の護衛達に全員まとめて捕らわれてしまった。

「どういうことですか!ハルロさん!」

「君たちがいけないんだよ。僕の申し出を断るから。断らなければ楽に逝かせられたのに」

このまま、僕の兵隊になってね?

そして俺たちの意識はなくなった。


「ここは、、、」

「牢屋みたいです。」

目が覚めると周りは鉄格子に囲まれていた。

手には手錠もはめられている。

「武器も取られちゃいました、、、」

アイノは凄く悲しそうにしている。楽しそうにブンブン振り回してたもんねあの双剣。


ぎゃー!やめてくれ!いやだ!契約なんかしたくない!!!


「なんだ!?」

「あっちのほうから声が聞こえたわ」

契約がなんかとか聞こえたぞ?


グアーーーー!


ガンッと一気に空間の威圧感が増した。

「これは悪魔族の気配、、、」

まさか悪魔族を飼い慣らしているのか、、?

もしかして、ついこの前戦った悪魔の契約者もここで、、、


「目が覚めたかな?」

「ハルロさん!あんた一体ここで何してるんだ!」

「僕はここで便利な兵隊を作っているだけさ。」

「兵隊だと?」

「ああ、この世界を僕のものにするためにね」

なるほど、そのために精霊の守護者を集めているのか。

「素直に申し出を聞いてれば君たちも僕の護衛になれたのに。残念だよ、被検体にするしかなくなって。」

「被検体だって?」

「ああ、精霊の守護者は悪魔と契約できるのかってね。精霊の加護を二つ持つことは出来ないけどこれが成功すれば加護を二つ持つことが出来るようになる。素晴らしいことだと思わないかい?」

そうなのか、そんなことが出来るなら確かに試したくなるだろう。

「でも、悪魔と契約するのは代償がいるはずよ!」

レイがハルロに噛みつく。

そうだったのか、、知らなかった。

「そうだね。さすが僕と同じ精霊だ。よく知ってる。でもそれは問題ない。ここは犯罪が多い街だからね。生贄には困らない。」

「まさか犯罪が犯した人間を牢獄に連れて行った後って、、」

「生贄にしているよ?」

ハルロはなんの悪びれもなく行った。

「犯罪者を有効活用しているんだ。むしろ褒めて貰いたいね。」

よくわかった。精霊にも良い精霊とくそな精霊がいることが。

「被検体になる日までそこでおとなしくしててくれ。まあ手錠もかけているし何も出来ないと思うけど」

ハルロは牢獄から去って行った。



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