2話 アース
まさか自分がモンスターになってたとは...
鏡がないからわからなかった。
「俺はなんというモンスターなのか?」
「お前は見たところオーガのようだ」
オーガ。人型の鬼のようなモンスターか。
ところでこいつは何者なんだろう。
「ん?俺か?俺はチキュウという星の神アースだ。」
心を読まれた!?
「そうだ。」
っていうか地球かよ!?俺の前居た世界だよ!!!
「そうなのか!道理で懐かしい匂いがしたわけだ。」
どういう偶然だよ。そして俺はなんでモンスターなんだよ。
「私の考えでは転移する際に死亡して転生と転移が同時に起こったためだと思う。」
「そうなのか。元の世界に戻ることは出来ないのか?」
「それは出来ないな。すまない。だが、同じチキュウから転移してきた者が何人かいるぞ。」
「本当か!ところでお前なんでそんなに半透明なんだ?」
「実はな...私は古い神でこの世界のみんなから忘れられて信仰されなくなってきたのだよ。」
「そうか。俺が信仰しようか?」
「それはありがたいが1人の力じゃどうにも出来んのだ。そこで提案だが俺の事を憑依させてくれないか?」
「は?」
「憑依と言っても俺が御神物になりお前が身につけているだけで俺の意識が消えなくなるんだ。それにお前に力を貸すことだってでき」
「喜んで!」
「早いな。では、頼んだぞ」
激しい光とともにアースの体が縮んで言って綺麗なエメラルド色の宝石が付いた指輪が空中に浮いている。俺はそれを手にとり右手の人差し指にはめると頭の中にアースの声が語りかけられてくる。
「ありがとう。俺はずっとそばに居るからな。では、少し力を使いすぎたから眠るな。なにかあったらまた呼べ。」
そう言ってアースは喋らなくなり俺はまた森で1人になった...




