レミントン M870P ショットガン【やっぱりシンプルが一番なショットガン】
Remington M870P
ショットガン
アメリカ産
レミントン社製
使用弾:12ゲージショットシェル
◆【初登場】
STAGE:01 OPEN SEASON 「解禁期」
◆【使用】
模擬戦で古淵昭夫が使用。
2章、東京テレポーター警備班が使用。
2章、篠巻拓弥が警官の死体から拾って使用。
◆【性能/有用性】
シンプルなポンプアクション式ショットガン。
目立つ特徴や機能はないが、構造が単純で扱いやすく信頼性が高い。
様々な弾薬を使い分けることができ、慣れた使い手ならかなりの速さで連発が可能。
リロードは一発ずつチューブ型マガジンに込めて行うため、時間が掛かる。
スピードローダー(装填補助具)を併用することで、いくらかは改善できる。
◆【実銃解説】
レミントンM870シリーズは世界で最も商業的に成功しているショットガンと云われており、メーカー公称では総販売数は1100万挺を越えているとされる。
第二次世界大戦終結後の1950年に開発されたショットガンで、銃身下のフォアエンドを前後させて連発を行う、標準的なポンプアクション式が採用されている。
目新しい新機構は無い銃だが、頑丈で信頼性が高く、多彩なバリエーションとオプションパーツ展開により軍・警察・民間の各々に最適な仕様を選択しカスタマイズできる汎用性が最大の利点となっている。
日本でも、散弾銃の免許を取得することで、規制適合改修を加えたM870を合法的に所持可能。
M870Pは法執行機関向けのモデルで、外観は艶消しブラックが採用され、より視認しやすい照準器と、装弾数がより多いチューブ型マガジンが備わっている。
◆【劇中での設定】
「ショットガンの対人使用は残虐」というイメージから、特殊部隊SAT創設後も日本警察ではショットガンをごく限定的にしか配備していなかったが、時代が移ろい、暴徒鎮圧用として優秀で多彩な非致死性弾薬が登場し、世界各国の警察機関でも積極的に採用されるようになってきたことから、日本警察でもそれに乗じてショットガンの配備を開始した。
候補は多数あったが、まずは安全牌として、信頼性が高く実績のあるポンプアクション式のレミントンM870PとモスバーグM590の二機種が選定され、全国の特殊部隊SATや銃器対策部隊向けに供給開始された。
それから、海外の対テロ特殊部隊の助言を積極的に取り入れながら、他社製のヴァルトロPM5、ケルテックKSG、ベネリM4などの様々なショットガンも試験的に導入していく流れとなった。
今回の模擬戦では、宰河、宮潟、半田の三名は代わり種なMTs255リボルバーショットガンを装備したが、古淵は古典的なM870Pを選択した。
古淵はM870の取り扱いには非常に熟練しており、発砲時の反動を利用して非常に速い連発を行う技量を持つだけでなく、同銃でクレー射撃の大会に優勝した経験もあったことから、宰河も無理にそれを変えさせることはせず、彼にはそのまま使い慣れたM870Pを装備させた。
◆【コメント】
宮潟「私は本編だとベネリM4を持って行ったけど、いま思えば、こっちの方が良かったかも。手動連発だから土が入っても撃てるでしょ」
アヤカ「ゾンビものとかでも定番のアイテムですからね。広く長く使われるのは理由があるというわけですね」
宮潟「……王道すぎて貶すところが無いのだけど、どうすればいいのかしら」
アヤカ「別にここは銃を貶すコーナーじゃないですよ」