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summer memories  作者: さくさく雪
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summer memories 2

 突如湯ヶ崎高校2年1組に現れた美少女。突然のことに開いた口が塞がらない2年1組一同。そんな間抜けな俺たちの姿を見て我らが担任の小笠原唯先生、通称ゆいちゃん先生がケラケラと笑いながら話し出す。

「みんなおっはよーう!突然のことで驚いていると思うけどなんと転校生がやってきました!」

 そんなこと見りゃ分かるわ!というツッコミ、可愛いー!モデルとかやってるのかなぁ?という女子の黄色い声に加え、すっげぇスタイルいいよな!何カップくらいあるんだろうな!とかほざく男子もいる。特に最後の発言は転校生とやらに聞こえたらどうするんだ、ドン引き間違いなしだろ。クラスメイトのテンションについていけてないのか「ふぇ!?」なんて間抜けな声を出していた。なんだ、真面目そうな雰囲気醸し出してるのに意外だな―そんなことを考えてる最中に後ろの席の敦也が声をかけてきた。

「あの子すっげー可愛いな!胸どれくらいあるんだろうな!」

「お前も相変わらずアホだな。そんなの聞こえたら友達にすらなれなくなる可能性大だぞ。」

 そう返すと、それはごめんだな!今は静かにしておこう!なんて言いつつも抑えきれないほどのワクワクオーラを振りまいてやがった。本当にアホだ。

「はいはーい!それではみなさん静かにー!これから転校生ちゃんに自己紹介してもらいまーす!みんな聞き逃すなよっ!」

 相変わらず元気の良いゆいちゃん先生だこと。次はゆいちゃん先生のテンションについていけてないのかおどけながらも黒板に白いチョークで淡々と名前を書いていく。中心がブレないその字は彼女の雰囲気にとても似つかわしく真面目そのもので整っていて、黒板に名前を書き終えてこちらへ振り向く姿はさながら百合のように美しかった。

 そして、彼女が口を開く。

「みなさんはじめまちて!」

 噛んだ。明らかに噛んだぞ。まだ名前すら言ってないぞ。そんなことをぼけーっとしながら考えていたが、ほかのやつらはなんだ今の!可愛いぞー!ドジっ子系だよね!可愛過ぎー!なんてさらに盛り上がりを見せている。

「げふん!初めまして!こんな変な時期ですがここへ転校してきた高山瑞生といいます!これから宜しくお願いします!」

 …なんとまぁテンプレートな自己紹介だ。自己紹介を終え、その後SHRを終えた後に高山とやらに多くの人が群がる。俺、このクラスの委員長!バカ野郎!このクラスの委員長は俺だ!なんて馬鹿な男子どものやり取りにおどおどしたり、一時間目の授業自習だから校内案内するよ!大丈夫!先生に許可もらっとくからさ!という女子の提案に少しおどけながらも笑顔でうなずいた。

 なんだ、普通の子だな。そう思って人だかりを眺めているとその中から高山がスタスタと歩いてくる。そして顔を近づけてじっと俺を見てきた。

「あなたの名前って…」

 前言撤回。普通じゃない。不思議ちゃんかなんかだな。わけがわからないので首をかしげると彼女は慌てて、

「ごめんね急に!なんでもないっ!」

と、顔を赤く染めて人だかりの方に戻っていった。なんなんだ、あの子は。それ以前に、高山はどこから来たのだ?ただ自己紹介するときに忘れてしまっていただけなのか?一抹の疑問を残して1時限目が始まった。

2話目です!

あまり話は進みませんでしたが、次話も見て下さると幸いです^^

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