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温泉を探しに行こう。11

何時もお読みいただきありがとうございます。

よろしくお願いいたします。

「サーシャ見事だ、一撃でレッドアイグリズリーに致命傷の一撃を与えるとは」


「ふん?何を言っているのひと呼吸で腕と首を落としておいて、それ嫌味?」


「まさか、感心しているんだ。それに引き換えガーディなぜ攻撃を受けた?」


「この強度の魔物でどのくらいの耐えられるか試そうと思ってな、ちゃんと目的があるのだから良いだろう?」


バルビッシュ、サーシャ、そしてガーディの順に目の前で起きた一瞬の戦闘について感想を言っていた。カインはあまりにもレベルの違う戦闘にポカーンと口を開けていたが次第に興奮がやって来てパチパチと拍手を送っていた。


「すごいすごい、みんないつの間にそんなに強くなったの?以前も凄かったけどそれ以上にレベルが上がっていない?凄いや」


カインの称賛に三人は少し照れながらも「カイン様をお守りできなかった先日の戦闘から、修行しました」と答えるのだった。カインは三人に惜しみない称賛を送り「凄い、凄すぎる」と褒め称えた。


「カイン様、先程の戦闘ですがどこまで目で追えましたか?」


ララが背後から質問して来たのでカインは正直に「うん、全部」と答えるとバルビッシュ達が固まる。なぜならば同じ戦闘力、レベルになっていないと戦闘の全部を目で追う事は通常出来ないからだった。しかしカインはバルビッシュ達と単純にレベルで20程差があり、レベル20も差があると全部の動きを目ですら負えなくなるのだ。


「多分だけど、僕の持っている【アクセル】のスキルが一部パッシブスキルになってそうなんだ。バルビッシュ達が戦闘を始めた頃からバルビッシュ達の動きがゆっくりに見えて、レッドアイグリズリー達の動きがほぼ止まっている様に見えたんだ」


カインの回答にバルビッシュ達は空を仰いでいた、サーシャなど「あれだけ修行をしたのに、まだまだだなんて」と見るからに落ち込んでいたりした。カインは慌てて動きは見えていたが動作が出来たかはまだ分からないとフォローを入れるとバルビッシュ達は納得し、今一度気合を入れるのだった。


バルビッシュ達の説得に成功しカイン達は倒したレッドアイグリズリーをガーディの持っているマジックバックに収納し目的地に向かって進み始める。それからは特に魔物との遭遇もなく二時間ほど進むとカインには嗅ぎなれた卵が腐ったような匂いが空気に交じり始める。


サーシャが警戒を促すが、カインは目的地が近いと説明しそのまま進んだ。しばらくすると森が切れ周囲に草花が少ししか生えていない場所に出る。カインが再度【アレス神の護符(アミュレット)】を使用すると真直ぐを示したのでそのまま進んだ。


森の端から30分ほど進むと目の前には段々畑の様になった池がいくつも重なった開けた場所に出た。池からは湯気が立ち上り池に溜まった水が全てお湯だという事が分かった。カイン達はその光景にしばらく見入っていたが【アレス神の護符(アミュレット)】はもう少し奥を指し示していたので、お湯の池を迂回ししばらく進むと岩だらけの何もない場所に到着した。


「カイン様?ここで合っているのでしょうか?」


ララが目の前に広がる岩が転がり、所々から蒸気が噴出している奇妙な場所を見ながら質問をする。カインは静かに頷き周囲を見渡し喜びをかみしめていると前方の少し大きな池から突然どぉーんとお湯が噴出したのだった。


「や、ヤバいっ!みんな急いで下がって」


カインの号令に一斉に50mほど後方に下がると30mは吹き上がったお湯が先ほどまでカイン達のいた場所に降りかかっていた。その光景にバルビッシュ達は固まっていたがカインはとても嬉しそうにバルビッシュ達を見ながら言うのであった。


「温泉っ!見つけだぞぉーーーーー!」

ここまでお読みいただきありがとうございます。

しばらくの間1日2話更新で進んでいきます。

よろしくお願いいたします。

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