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温泉を探しに行こう。03

何時もお読みいただきありがとうございます。

よろしくお願いいたします。

最後の男が倒れると同時に食堂にいた他の客から歓声が上がる、カインはその歓声を浴びながら自分は何もしていないが心の中で『これにて一件落着、おほほほ』とご隠居ごっこを締めくくったのだった。バルビッシュ達が気を失った男達を宿屋の主人から受け取った縄で縛っていると騒ぎを聞きつけた兵士達が食堂に入って来た。


「何を騒いでいるっ!…カイン様?バルビッシュ殿にガーディ殿まで…何の騒ぎですか?」


威勢よく入って来た兵士だったが、カインを見て目を疑いバルビッシュ達を見つけ現実だと悟ったのだった。バルビッシュが先ほどあった内容を説明すると兵士は怪しいと思いつつも犯罪を起こしているわけでは無かったので手出しが出来なかったと話をしていた。


”ドッカーン、ドンッ、ドンッ、ドッカーン!”


男達の処遇をどうするかと話を始めようとした所でお腹に響く爆発音が連続で聞こえてきた。バルビッシュとサーシャが一緒に宿の外に飛び出し、ガーディがカインを抱きかかえララと一緒に食堂の壁際に移動した。不意の爆発音の発生に宿の中のみならず、砦中が混乱をしているようで叫び声が色々な方向から聞こえて来る。しばらくするとサーシャがカイン達の元に戻って来て言った。


「トンネルが何者かの手によって爆破されたみたい。今兵士達が向かって行っているけど【火魔法】での攻撃だとすると彼らの手には負えないかも」


サーシャの言葉にカインは即座に自分達も救援に向かう事を決め、ガーディに急いでトンネルに向かう様に指示を出した。ガーディはカインを少しきつめに抱きかかえると「掴まってください」と呟き全速力で移動を開始した。


カインを抱えて飛び出して来たガーディを見て宿の外で状況を確認していたバルビッシュもカインの意図に気付き直ぐに後を追う。トンネルに着くころには四人共戦闘準備が整っていたのだった。トンネルの入り口では4,5人の兵士が黒い布で顔を覆た者達と戦闘をしていた。


黒い布の者たちは全部で六人いて三人が前衛、三人が後衛のフォーメーションで兵士達と闘っている。前衛の三人が兵士の攻撃を受け捌き、後衛の三人が【魔法】で攻撃を行っていた。兵士達は攻撃を受け止められ動きが止まった所に【魔法】で攻撃をされていたので、一人また一人と戦闘不能になって行った。


「サンローゼ領兵よ、カインだっ!加勢に来たっ!」


トンネルの前に到着するとカインは大声で兵士達に見かたである事と自分が”カイン”である事を名乗り同士討ちを防ぐ。兵士達からは歓声が上がり士気が上がるが、黒い布の者達には明らかに動揺がはしり浮足立っていた。


カインは直ぐに【(ライト)】の魔道具で空中に照明を浮かせ、黒い布の者達がトンネル内に逃げ込んでしまうのを防ぐために同時に【アースウォール】でトンネルの入り口を塞いだ。急に現れた援軍と退路を断たれた黒い布の者達は、分が悪いと判断したのか兵士との戦闘を止めてバラバラに逃げようと行動を開始する。



ここまでお読みいただきありがとうございます。

しばらくの間1日2話更新で進んでいきます。

よろしくお願いいたします。

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未だに通行関税に頼ってるとこの刺客かな?
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