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アーサーの結婚式。08

何時もお読みいただきありがとうございます。

よろしくお願いいたします。

同日の昼食が終わり午後のお茶の時間、シールズ辺境伯家ではお客様を一家総出で出迎えていた。お客様はラインハルト伯爵家の方々で、アーサーの婚約者であるマギーとそのご両親だった。マギー達はシールズ辺境伯に応接室に通され挨拶をし終わった所だった。


「ラインハルト伯爵、遠路ご苦労じゃった。この屋敷で1日だがゆっくりして貰って明後日サンローゼ領に移動になる。まあ、移動と言っても一瞬じゃから何も問題が無いがな」


「シールズ辺境伯様、お手数をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。しかし…移動が一瞬とはどういった意味でしょうか?私達がサンローゼ領へ行くのを楽しみにしているから長い旅程も一瞬のような物だという事ですか?」


「いやいや、文字通りじゃ。サンローゼ領への移動はここにいるハイエルフのザイン殿が持つ【転移】の魔道具を使って行う。じゃから、文字通り一瞬でサンローゼ領へ到着する」


「「ええっ」」ラインハルト伯爵夫妻はシールズ辺境伯の言葉にハモる様に吃驚していた。マギーはすでに一度体験していたので驚いてはいないが口止めをされていたので両親には話していなかったのだ。驚くラインハルト伯爵にシールズ辺境伯は「秘密じゃぞ」と念を押すのだった。


「初めまして、ラインハルト伯爵様。私はサンローゼ家当主 ルーク=フォン=サンローゼです、この度我が嫡子アーサーとマギー嬢の結婚をご許可頂き感謝の極みです。マギー嬢が末永く幸せに暮らせるよう家臣一同尽力します」


ルークが話が終わるのを待ってソファーから立ち上がり自己紹介と御礼を述べた。カインも打ち合わせ通りルークの隣に立ち一緒に頭を下げるのであった。


「サンローゼ卿、いやルーク殿。面を上げてください、こちらこそ我が家のマギーをアーサー殿に見初めて貰い感謝しているのです。ご存知の通り我がラインハルト伯爵家は伯爵家とは名ばかりだと私が家督をついでから言われ続け何とか三女までは嫁に出す事が出来ましたが、マギーを学院に入れるのがやっとのほどの財政でした。

 それが、学院でアーサー殿に見初められ一昨年サンローゼ領家から高性能の肥料を購入させてもらってから収入も増えとても喜んでいるのです。お礼を言わなければならないのは此方の方。本当にありがとう」


ラインハルト伯爵はそう言うとソファーから立ち上がりルークに対して頭を下げたのだった。それに倣いラインハルト伯爵夫人とマギーもカーテシーをする。その様子を見てシールズ辺境伯がパチパチと拍手をし始め周りにいる者達が全員拍手をすると双方気まずそうに頭を上げた。


「ラインハルト伯爵、ルークよ。お前達は家族になるのじゃから身内の前ではそんなに畏まらなくてもよいじゃろう?さあ、もう座って歓談としようじゃないか。今日はカインが教えてくれたアッポルパイとあいすくりーむじゃ。ぜひマギー嬢の幼少の頃の話などを聞かせて欲しいのぉ」


シールズ辺境伯がそう好々爺の発言をするとみんなから笑顔がこぼれ、それ以降はとても和やかなお茶会となった。特にアイスクリームを初めて食べたラインハルト伯爵夫妻はとても驚いて「美味しい」と連発していたので、シールズ辺境伯がお代わりを用意したほどだった。


カインは自分が紹介したレシピでラインハルト伯爵達が喜んでくれたのでとても誇らしいく感じていた。ちなみにシールズ辺境伯家のアッポルパイはサンローゼ家とは少し異なりブランデーが少し入っているのかとても豊潤な香りがする美味しいアッポルパイだった。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

しばらくの間1日2話更新で進んでいきます。

よろしくお願いいたします。

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