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語り部屋  作者: こせ よしこ
2/3

後編 美味しいココアは如何ですか?

セリフが多いです。

嫌な人は回れ右でお帰り下さい。

後編となってますが、最初に読んで構いません。

「美味しいココアは如何ですか?」

男は目の前に座る少女に問いかける。

ゴスロリファッションの少女は、

「オジサン、誘拐犯?」

と聞く。

「誘拐犯ではありません。美味しいココアは如何ですか?」

笑顔で聞き返す男。

「・・・ココアより、コーヒーが良いな」

「美味しいココアは如何ですか?」

「コーヒー!」

「美味しいココアは如何ですか?」

「仕方ないわね。ココアを頂戴。温かいやつ」

男は微笑み、小さなマグカップをテーブルに置いた。

「どうぞ召し上がれ」

言われて、少女はココアを口にする。

「で、ここはどこ?」

足をプランプランさせて聞く少女。

「ここは語りの部屋でございます」

「で、あなたはだあれ?」

男の姿は、黒髪に黒い瞳、色白な肌に整った顔に銀縁眼鏡を掛けている。黒いスーツが周りの暗さに溶け込んでいる様だ。

周りは真っ暗で、男と少女の間の天井?からの明かりしか光が無い。

「私めは、貴女様がお話しして下さる事を聞く者でございます。呼び名はお好きな様にして下さいませ」

「お話しを聞いてくれるの?お名前は、ジャンポールがいいわ」

嬉しそうにクマのぬいぐるみを抱きしめる少女。

「私はね、とても不思議な力を持ってるの。とても不思議な。他人の考えが読める力を。ジャンポールの考えてる事は何故か読めないのだけどね」

「・・・」

「何も考えてないのか、特殊な人なのか分かんないけど、気にしなくても良い気がするから、気にしないわね」

「・・・」

「実はね、このクマさんもジャンポールっていうのよ。私のお友達。可愛いでしょう?」

ジャンポールがオヤツをテーブルに置くと、少女はクッキーを取って食べ始めた。

「美味しい!それにしてもここ暗過ぎない?私、暗い所は苦手なの。明るく出来ない?」

「出来かねます」

「それって出来ないって事?」

「はい」

「ケチ」

「・・・」

「私は、劇団で子役をやってるの。結構有名なのよこれでも」

「・・・」

「ママやパパとは離れて暮らしているけど、一緒に働いてるお姉さん達が居るから寂しくはないの。ジャンポールも居るしね」

そう言い少女はクマのぬいぐるみを高い高いする。

「でも、やっぱり寂しいのかな?夜は怖くて時々寝られないの。悪夢を見るから。1人は寂しすぎるから。暗闇は嫌いよ」

「・・・」

「暗闇に居ると色々と嫌な事を思い出すから嫌い。だから、ここも嫌い。さっきまで、お部屋でご本を読んでたのに。お友達に囲まれて」

「・・・」

「早く帰して元の所に、私のお部屋に!」

「都合上それは出来かねます」

「都合上ってどういう意味?」

「・・・理由があって出来ませんという意味です」

「理由って何?」

「企業秘密です」

「それは何?」

「秘密という事です」

「ジャンポールのイジワル」

そう言いクッキーをポイポイと口に入れる少女。

「お兄ちゃんと違って優しくないのね」

「・・・」

「無口だし。愛想無いし。笑顔が嘘っぽいし。全然違う。お兄ちゃんと2人きりだったら良かったのに。何であなたなの?」

「・・・」

「ほら、何も言ってくれない。つまんない。帰る。バイバイ」

そう言うと、少女の姿は消えていた。


次に現れた影に男は問いかける。

「美味しいコーヒーは如何ですか?」

はじめましての方もそうでない方も、読んで下さりありがとうございます。

後編です。

なかなか手こずりました(笑)

加筆しようと思いましたが、これはこれで出来上がってるようなので、気にならない内は加筆しないと決めました(笑)

では、また次の作品でお会い?しましょう。

ここまで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m

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