外伝 3時は甘さ控えめミルクティーは如何ですか?
セリフが多いです。
嫌な人は回れ右でお帰り下さい。
「美味しいミルクティーは如何ですか?」
男は目の前のテーブルにティーカップを置くと、自分もミルクティーを一口飲んだ。
「ようこそ語り部屋へ。私めは、ここの主人である・・・まぁ、名前はお好きにお呼び下さい。好きな人の名前でもなんでも構いません」
男は、艶やかな黒髪に黒い瞳、色白な肌に整った顔に銀縁眼鏡を掛けている。黒いスーツが周りの暗さに溶け込んでいる様だ。
周りは真っ暗で、テーブル上のの天井?からの明かりしか光が無い。
男は長い足を組んで椅子に座っている。
「今回は、私めが語りましょう。特例中の特例です。ここは、まぁ、どんな場所かと聞かれたら、企業秘密と答えてはいますが、私めにもよく分かってないというのが正直な話しです。意外ですか?」
男はクスクスと笑う。
「本当なんだから仕方がないじゃありませんか。考えるに、何か悩み事や語りたい事がある人が1人選ばれて、ここに現われるというシステムであると思います。あなたは違いますか?これは失礼致しました」
男は足を組みかえる。
「私めには名前が無いというわけではございません。敢えて秘密にして、ミステリアスな空間を演出しております。・・・意味が分からない・・・ですか?」
困った様に考え込む男。
「意味などここではあって無いようなものです。語り語られるそれだけの場所でございます。考えてはいけません、感じるのでございます!」
少し興奮気味の男は、ミルクティーを飲んで落ち着きを取り戻した様だ。
「夢の中なのかもしれませんね。ここは。私めも不思議に思う事はあります。私めは、ここから出た事が無いので、ここ以外の世界・・・現界の事は分かりませんが」
少し寂しそうに言う男。
「だからこそ、現界の事を聞くのかもしれませんね。私めの心を満たす為に。自己満足と言われればそれまでですが、私めの役目は聞く事だけですから」
そこで、男ははたと止まる。
「なら、今何故語る側に居るか?でございますか?たまには語りたいじゃないですか」
いたずらっ子の様に笑う男。
「そろそろお時間です。何のって?次のお客様をお迎えする時間でございます」
言うと、男は目の前に現れた影に問いかける。
「美味しい飲み物でも如何ですか?」
はじめましての方もそうでない方も、読んで下さりありがとうございます。
加筆しようと読み返したら、これはこれでありかな?と思いまして、今のとこは加筆は無しでいきます。
この世界は何なのでしょう?(笑)
一応これが多分、語り部屋最後の作品ですね。
続きは書く気になったら書きます(笑)
では、また次の作品でお会い?しましょう。
ここまで読んで下さりありがとうございましたm(_ _)m




