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転生皇女はあったか家族がほしいのです  作者: 櫻向日葵


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仕事帰りに倒れました

明日も憂鬱...

私の仕事って、誰にも代わってもらえないんだよね。手が空いてそうな人にお願いしたって必ず断られる。「私の仕事じゃない」って。人はたくさんいるのにね。私には「ここに納品に行って」とか「これ作って」とかさんざん言うくせに。書類仕事はそんなに軽いもんなの?

今まで、少人数で家族みたいな感じで、お互いをフォローし合える素敵な職場だったのに、春先の部署統合で人が増えたら台無しになっちゃった。

お兄ちゃんのように思ってたあの先輩も、今日で辞めちゃうし、これからどうやっていこうかな...

早く帰ってピアノ弾こう。

現実逃避しよう。



あとちょっとで家か。

あれ、なんか疲れ出てきた。

これちょっとピアノ弾けそうにないぞ。

現実逃避どころじゃない。

頭もモヤモヤしてきた。

家のドア見えてるのに、なんか遠い。

早く入らなきゃ...


ドサッ。

佐藤真悠子、40歳。

私の意識と人生はそこで途切れた。

お読みくださり、ありがとうございます。

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