AI小説大量投稿騒動とは(私にとって)何だったのか
AI関連のとりとめないつぶやき回ともいう。
最近、AI利用の作者さんで「YouTubeのスカッと〇〇チャンネル系のシナリオを書いていたが、収益停止になって仕事がなくなったので、小説投稿サイトに投稿を始めた」という方を見かけました。
「それは強いはずだわー、ランキング占拠もするわ」と納得してしまいました。
スカッと〇〇チャンネル系について説明すると、女性の体験談風のシナリオのAI音声とAIイラストによる動画で、多いのは「夫の浮気に気付き、夫と浮気相手にざまぁして離婚した」というストーリーで、似たような内容のチャンネルが一時期乱立していました。
既婚女性向けの「ドラマ水戸黄門型」動画とでもいいましょうか。
かく言う私も「内容ほとんど同じなのに気になって無限に見てしまうからまずい」と思って、オススメに出てくるたびにオススメに表示しない設定をしていたくらい、かなり吸引力があるコンテンツです。
なろうで何年か前からずっと上位を占めている、ざまぁ短編と傾向が似ていますよね。それは強いよ。
この方のことを知って、今まで漠然と「お金儲けのためにやってる」という印象しかなかったAI小説大量投稿作者が、具体的にイメージできるようになってきました。
ライティングを本業や副業にしている人……シナリオ以外にも、まとめ記事や商品紹介などのwebライティングの人もGoogle検索のトップにAI回答が出るようになって仕事を取られているでしょうから、小説投稿サイトに流れてきているかもしれません。
彼らは書籍化作者たちとは違う方向で文章のプロです。利用者の好みを知るプロでもあります。
大量投稿作者の多くが投稿をやめた今でも投稿を続け、ランキング上位に上がってくる作者には、こういうタイプのプロが複数いるのかもしれません。
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今にして思えば、なろうで収益化が始まれば、それを目当てにして今までと違うタイプの投稿者が流入してきてサイトが荒れる、ということは、当然予想しなければならないことでした。
X(Twitter)では収益化した途端にインプレゾンビが湧いてきたし、YouTubeでも収益目当てのAI音声AI画像の動画で溢れています。
何なら、カクヨムでのランキング上位AI作品占拠の件もXで情報だけは目にしていたのに、私はその情報を人ごとだと捉えていました。
なろうで収益化が始まっても、「自分のレベルでは換金できるまで達せないかもなー。でもインセンティブが理由でカクヨムに流れた作者さんがなろうに戻ってくるかも」くらいしか思っていませんでした。
今にして思えば、なんて呑気だったんだろう。いつも自衛自衛って言ってるくせに。
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色々あって今ではそれなりに自衛できていると思います。
AI作者の、というよりは、自分が苦手だと思うタイプの、ChatGPT産風の短文セリフ中心の大量投稿作者を見かけたら、その都度ミュートしています。ミュート自体、軽率にすることに抵抗がなくなったので、ちょっとでも気に入らなかったら即ミュートです。
ちょっと面倒ですが、ミュート作者のミュート理由一覧メモを作るようにしたので、何年後かにミュートを見直すかもしれませんが。
そもそも、予想していた通り、自分でもAIを使って作品を生成するようになって、スコップする暇がなくなりました。
新作を読むにしても高ポイント連載やお気に入り作者さんの新作中心なので、あまり被害にあわないから困っていないということもあります。(もともと短編がランキングを占めることに反感があって、短編はあまり読んでいない)
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今のなろうは、これまでの書籍化作者、書籍化を目指す作者、趣味でやっている作者などに加えて、収益化によって「お金を稼ぎたい作者」という属性が増えたということを認識しておかないといけないなーと思います。
もちろん、くっきり分かれているわけじゃなくて、自分みたいに「趣味だけどお金ももらえるならうれしい」くらいの人とか、「ライティングの仕事というにはなろうの収益は多くないけど趣味と実益を兼ねて」くらいの人とか、入り混じっているだろうけど。
それにしても、これからのなろうはどうなっていくのでしょうね。
なろうのPV自体が落ちているという話も聞きますし、スコッパーが減って新規作者が評価されなってエタ率がますます高くなりそうな気が……。
人力の作者がいなくなって、ドパガキ向け小説毎日複数投稿のAI作者ばっかりになったら困るなあ。
AI作品投稿している人間が言うのも勝手な話なんですが。




