表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/56

2部 スペルブースト 編  3章 スカウト 1話

ちょっと朝倉裕貴編を書いていると、岡本浩子編を書かないと進まない場面が出ているので書き進めて言います。

すると、当初より、朝倉裕貴編までの接触シーンが後ろにずれています。(朝倉裕貴編の短編で進められる程スペースが取れました)

もう少し朝倉裕貴編は待っててください。

 5月14日正午過ぎ、朝から迎えに来たシルビアさんに連れられ何処か施設で事情聴取を受けている。

 ダイアモンドダクト前で起きた事件からジュリアンに会う迄の時間、爆発騒ぎから男が機関銃を乱射した時、中野綾香に助けられた事。まあちゃんが何か男に能力を使った事。

 その後私は男を追いかけて行った時、第1ジオフロントが崩壊した事。別の結界の可能性を見出した事。

「それで、その後、ねえ・・・ジュリアンに助けて貰った訳ね、また随分と無茶をして、そこに姉さんが居なかったら貴方、死んでたかも知れないわよ」

「そう、ですか?」

「そうですか?では無いわよ、危険な事に首を突っ込みすぎると命に関わるわよ、特に昨日の様な事には」

「そう言われてみればそうだったかも・・・です」

 そう言われてみれば、御門芽さんの腕が吹き飛ばされたり、ジュリアンさんも私を庇って重傷を負った事を思い出した。昨日の事なのに遠い昔の事の様に感じた。

「まあ、大体解ったわ、今後、このような事態になれば警察やシティー・フォークへ通報するようにしなさい」

「分かりました。これからは気を付けます」

 シルビアは分かれば良いのよと言わんばかりの表情を浮かべた。

 シルビアの転送魔法「ダブルリング」でプラザタウン前に着いた。

「また、ここで良いの?」

「はい、お昼買って帰りますので」

「そう?じゃあここでお別れね、また何か有ったら連絡して」

「はい、ありがとうございます」

 シルビアはまたダブルリングで帰って行った。

「さて、何買って帰ろうかな」

 プラザタウンの店を見て回ったが結局食べたい物が無かったので、帰りにコンビニ弁当を買って帰った。

「お帰り、浩ちゃん」

「お帰りなさい、浩子」

 まあちゃんと下宿人の後輩、藤森美華(ふじもりみか)が私に気付いて声を掛けた。

「ただいまー」

「遅かったね、何してたの?」

「ちょっと用事があったのよ」

「昨日、テロが有ったのでしょ?こんな日に出歩いて大丈夫なの?」

 美華が不安そうに言う。

「もう、解決してるから大丈夫だそうよ」

「それは誰が言っているの?」

「刑事さんが言っていたの」

 美華は昨日の出来事が急に解決する筈が無いと思っているのだろう。だからこそ早く安心させる必要があると思って言った。

「そうよ、昨日、まあちゃんと買い物に行った時にそのテロに巻き込まれてた時の事を今まで警察でお話してたの、その時に事件は解決したって聞いたの」

 それを聞いたまあちゃんの表情が強ばる。

「大丈夫だったの?そう言えば、ダイアモンドダクトで犯人を追いかけて行ったじゃない。あれから浩ちゃん探したけど見付けたとき服ボロボロだったし」

「心配掛けてごめんなさい。あの後、刑事さんと会って一緒に行動してたの」

「でも本当に事件は解決した?」

 まあちゃんは私に近づきながら問い詰める。

「私にも分からないわよ、刑事さん、それ以上教えてくれ無かったんだもん」

「そうよねー一般人に事件について詳しく教えてくれるわけないか」

 どうやらまあちゃんには事件解決の報より、分からないと言った方が納得したみたいだった。当然、まあちゃんの言うとおり分からないと言う方が私も納得できる。

「あっ、私そろそろ行くね」

「のぞみ大学病院だっけ?」

「そう、従姉妹のお見舞い」

「まあちゃん、行ってらっしゃい。テロはもう無いと思うけど気を付けてね」

「どうしたの?浩ちゃん?」

「ううん、何でも無いわ」

「さては、昨日の事、刑事さんに叱られていたんでしょ?」

 まあちゃんは勘が良い。

「まあ、そんな所かな」

「大丈夫なんですか浩子」

 美華ちゃんにまで心配を掛けてしまった。

「ごめんね、心配掛けちゃって、もう大丈夫よ」

「ホントにそうですかー、あっそうだ!今日は華英さんうんと美味しい料理をリクエストしよっと」

「美華、華英さんだって毎日の献立が有るんだから無理言っちゃダメよ」

「わかってまーす」

「じゃあ私も行って来るね、晩ご飯迄には戻るから」

「はい、行ってらっしゃい」

 私の様子を見ていたまあちゃんは少し安心した様子で私に告げて行った。


「まあちゃん、毎日病院へ行っているけど従姉妹さんそんなに具合悪いのかな?」

「さあ、真紗美先輩その事余り話してくれないのでよく分かりませんが一度、聞いてみてはどうです?」

 美華もこの件については余り詳しい話しを知らないみたいだ。

「そうだね、役に立てるのか分からないけど出来る事が有るならして上げたいしね」

「それよりも先輩だって昨日はどうしたんですか、服はドロドロでボロボロだったし顔も真っ黒になって」

「うん、まあちゃんと買い物の途中でちょっとテロの現場に居合わせた物だから」

「でもその後、テロの実行犯を追いかけていったって聞きましたよ、先輩もやばい事に首を突っ込まないで下さい。今回は無事に戻ってきたからよかった物の下手したら死んじゃうかも知れないのですよ?」

「はい、肝に銘じます」

 美華はこういう所が私よりもしっかりして見える。慎重派で私のこういった後先考えずに行動する所を諫められた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ