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エルフ賢者の異世界転生:転生してネコになったのに銀河最強艦隊司令を任された件:金曜20時更新  作者: 秋月心文
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12/19

巧みな偽装攻撃

――アブローラの偽装攻撃――


 更に、敵同士の同士討ちに見えるように、

こちらの攻撃を、亜空間を経由して、敵の砲の先に転送し、

そこから、敵艦を攻撃するという攻撃も同時に行う。


 現在、アブローラと随伴艦は、

上下左右360℃、全方位を敵艦に包囲されている。

 だから、その砲は、アブローラと随伴艦に向けられている。


 そして、今、間にいたハズのアブローラと随伴艦は、姿を消している。


 こうなると、敵艦の主砲は、反対側を包囲していた敵艦に向いてしまう。

 もちろん、間のアブローラと随伴艦が消えた状態で、

砲撃を始めるバカはいないが、そこで、撃ったかのように演出しているのだ。


 真正面だけを狙うと、裏切りとは感じないかもしれないので、

複数の艦が合わせて、1つの艦を狙ったような軌道で攻撃をする。


 そして、殆どの者は、主砲の先がどっちを向いてるかより、

どこから撃たれたかで、判断する。


 だから、主砲の向きが、5度や、20度ズレてて、

絶対に当たらないようになっていたとしても、関係ない。


 あくまでも、偽装の為の、なんちゃって攻撃なのだから……。


 更に、アブローラと随伴艦の主砲は小さく、

大きな損害を出せるように見えない。

 だけど、艦隊は、大きな被害を出している。

 まるで、大口径の砲で攻撃してきているような損害だ。


 それも、そのハズ、アブローラも随伴艦も、1発も撃っていない。

 全部、この宙域にいない、大戦艦の大口径主砲で撃っている。

 故に、アブローラと随伴艦の主砲から、発射された痕跡はない。


 けれど、偽装して攻撃してるから、

敵艦隊の主砲から、発射されたような痕跡だけ、検出される。


 前方の数隻が、一緒になって、

自分の艦を狙ってきているという、痕跡しか検出されない。


 自分の艦隊の中に、裏切りがあったと勘違いしはじめる。

 自分たちの艦隊の中に、スパイが乗り込んでるのでは?


 憶測が憶測を呼び、生き残る為に、

自分たちを攻撃してきた……という痕跡があった相手を攻撃する。


 そして、攻撃された方は、

自分たちは攻撃していないのに……。急に攻撃してきたと感じる。


 こうして、疑心暗鬼に陥り、あちこちで、同士討ちが始める。

 面白いように、自滅していく。


――敵の混乱に乗じて、たたみかける――


 そうしている間に、

「ニクキュウ」で、あちこちの艦の主要部分が破壊されていく。


 敵の空母は、エレベータを破壊され、

格納庫の中で、炎上がはじまって、発艦出来ない。

 指揮命令系統も混乱をきたし、先に空母を出た艦載機も、

突然、内部から炎上する母艦を見てうろうろするばかり。


 こうして、バステト王国軍の艦隊は、

謎の攻撃と、味方同士の同士討ちによって、全滅した。


――更に言えば、方位される前に、全てわかっていた――


 セルカから、艦隊に送られていた暗号通信も、

全部傍受されていて、暗号解読の上、記録済みだった。

 傍聴能力も、とんでもないものがあるようだ。


 この事実を突きつけられ、セルカは、投降した。


 アブローラは、セルカを連邦に引き渡す為、軍の港に戻った。


 自分は、改めて、この艦隊のすごさを痛感した。


 お読みいただき、心より感謝申し上げます!


 数ある作品の中から

 この物語を選んでいただき、

 本当にありがとうございます。


 少しでも楽しんでいただけましたら、

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