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エルフ賢者の異世界転生:転生してネコになったのに銀河最強艦隊司令を任された件:金曜21時更新  作者: 秋月心文
賢者

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賢者の異世界転生

 とある世界に、最強の賢者と、呼ばれるエルフ族の男がいた。

 名をノワール・フォン・フェリスという。


 同時に多数の極大魔法を、無詠唱で操り、最強無比と言われた。


 常に、魔法の研究に余念がなく、いつも、そればかり、考えていた。


 けれど……、やりすぎたらしい。


 私の強さが、群を抜きすぎて、

人々からは、非常に「怖い」とヤツと思われるようになった。


 魔法の研究が第一で、それ以外は、どうでも良かったのだが……。


 今では、刺客が絶えない。

 仕方ないので、刺客を殺す日々が続く。


 彼らに恨みはないし、殺したくはないのだが、

私は、殺されたくないので、仕方なく始末していく。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


 エルフ族は、寿命が長かったが、

魔法を研究しているうちに、不老不死の術まで会得してしまった。

 こうして、この刺客に狙われる日々が「永久に続く」事になった。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


 私を敵視していた者は、いつの間にか、何代もの代替わりをしていた。


 その間に、伝言ゲームとでも言うヤツだろうか、

もともと、私を付け狙っていた理由が、どんどん曲解されていった。


 こうして、私は、いつの間にか、ヒト族から、魔王認定されている。


 だから、今では、刺客の数も増え、

国の総力を上げて、何度でも、私を殺しに来る。



 それでも、私は、負ける気がしない。

……なぜなら、相手が弱すぎるからだ。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


 彼らは、代替わりする度に、弱くなっている。

 たぶん、魔法や技術を、後の人々に伝える事してないのだろう。

 今の連中は、本当に、とても弱くなった。


 そして、昨今、私と直接対峙するのは、心根の真っ直ぐな若者たちだけだ。

 過去の因縁というだけで、殺してしまうのは、しのびない。


 願わくば、私と直接対峙するのは、

心根の腐った熟練の老人たちだけにして欲しい。

 そしたら、申し訳ない気持ちを抱く事なく、殲滅出来るのに……。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


 もう、こういう生活には、うんざりしてきた。

 得意の亜空間魔法で、亜空間に引きこもる事も出来た。

 だけど、私は、異世界への転生を試みる事にした。


・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


 転生は、成功した。


 しかし‥‥、どうも勝手が違う。

 視界がボヤけている。


 見えている色も極端におかしい。

 目に見るものすべてが、青や緑が強い。

 しかも、赤色を識別出来ない。

……カラーバランス設定を間違えたテレビのようだ。


 暗いところは、今までより見える。


 そして、手を見ると、毛で覆われていた。


 あ、あれぇ?


 転生した姿は「ネコ」だったのだ。

 これは、人生、詰んでしまったかな……。

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