9.その豚を出荷するだなんてとんでもない!
予約時間ミスってました。
すいません
ダンジョンとの交信が回復したのは、昼食を終えてすぐの事だった。
昼食を食べ終わり、さあ鳥型やレイス達に指示を出そうかという矢先にエリベルから二人に通信が入ったのだ。
だが、その原因はウナとドスを驚愕させるのには十分すぎる程だった。
原因はダンジョン内に現れた一体の魔物。
『神災龍王』ギブル。
絶対に手を出してはいけないと言われるこの世界の頂点に君臨する絶対強者。
ウナとドスも冒険者として表で活動していれば嫌でも耳に入ってくる程に有名な魔物。
その魔物の強すぎる魔力に当てられて、通信だけでなくダンジョン内のあらゆる機能が一時的に不能になったそうだ。
それほどの魔物がダンジョン内に現れただけでも驚愕すべき事なのに、さらにギブルはアースの母親だと言うではないか。
びっくりした。
これにはさすがのドスもびっくりした。
普段は無表情で動かない眉毛がピクリと動いたほどである。
ウナに至っては「はわわわわ……お父様のお母様だから私のおばあちゃんでしょうか……あわわわわ……」と訳の分からない事を呟いていた。
動揺しているのだろう。
オリオンに悟られぬようにウナを落ち着かせるのにはホント苦労した。
本当に…苦労した。
『……ん、でもそっちは、大丈夫なの?』
『そ、そうです。お父様は無事なのですかっ!?』
『百パーセント大丈夫とは言えないけど、今のところは無事よ。ただ……万が一の場合を想定して準備はしてるわ』
昼食を終え、オリオンの警護をしながらウナとドスは回復した通信魔石と思念通話を介してエリベルと会話をしていた。
『ともかく、こっちはこっちで何とかするわ。だから、貴方達は己の成すべき事をしなさい』
『……ん』
『……分かりました』
本当であればすぐにでもダンジョンへ戻りたかった二人だったが、自分たちがダンジョンの外側に居るという重要性をエリベルに散々説かれしぶしぶ納得した。
『それじゃあ、そっちはそのまま大陸会議の中継を続けて。指示があればギジーを通じて、そっちに送るわ』
『……ん、了解』
『ああ、それとそっちで接触してほしいヤツが居るんだけど―――ん?あら、あの馬鹿ちゃんと断ったのね、まああの馬鹿らしいって言えばらしいか』
少し嬉しそうなエリベルの声。
『……ん?どうしたの』
『……何でもないわ、こっちの話よ。ともかく貴方達は、貴方達の出来ることをしなさい。それがダンジョンの、あの馬鹿もといアースの為なんだから―――』
そう言ってエリベルからの通信は切れた。
『……僕たちにしかできない事』
ドスはウナの方を見る。
ウナも頷く。
『……ん、頑張ろう』
『ええ』
二人は頷き拳をぶつけ合った。
その後はダンジョンとの通信も回復したこともあり、午後の部は冷静に過ごすことが出来た。
更に幸運な事にアースのダンジョンについては、関税や警備など話し合うべき内容が多すぎるとの事で明日以降の議題に回されるそうだ。
何でも、どこかの国の代表がそんな大事な事を初日にしないでくれと議長に物申したらしい。
正直これには助かった。
その結果、午後の部も前半と変わらず各国の経済状況やそれに対しての意見交換の場となった。
ドスにとっては人間の国政を学ぶ機会であり興味深かったが、ウナは途中から明らかに寝ていた。
緊張の糸が切れた所為か、すやすや寝息を立てていた。
無論、この姉は寝ていてもきちんと護衛は出来るので(無駄に凄い)、問題ないと言えば問題ないのだが、なんか無性に腹が立ったドスであった。
そんな感じで、一日目の大陸会議は終了した。
その後、ウナとドスはオリオンと共に少し雑談した後に、会場を出た。
「……あら?」
「……ん、どうしたの、オリオン?」
「いえ、その……大したことではないのですが……」
オリオンは首を傾げながら言う。
「シュヴァイン卿の姿が見当たらないのです。せっかくですので一緒に夕食を食べようと思っていたのですが……」
きょろきょろと周囲を見渡すオリオン。
彼女は目が見えない。
だが、視覚以外の五感や魔力感知を駆使して、常人以上に周囲の状況を把握することが出来るのだ。
そして会場に既にシュヴァイン卿の気配がないことに気付いたのだろう。
「あの豚……もといシュヴァイン卿でしたら多分、城下町の方に行きましたよ」
答えたのはウナだ。
「え?そうなのですか?」
「ええ。昼食の時にすれ違った時に聞いたのですが、なんでも城下町のピッグ商会に用があるとかで、会議を終えてすぐに護衛と共に馬車で城を出ました」
「そうなのですか……」
しゅんとオリオンは項垂れるが、次の瞬間「あっ」と何かを思いついたように声を上げた。
「それなら私達も城下町へ行きませんか?」
「「え?」」
ウナとドスの声がハモる。
なにを言っているんだと。
「……オリオン、護衛中なんだから城の外に、むやみに出るのは、だめ」
「そうですよ。ただでさえ今城下町は殺気立っているのですから」
「そうですか……残念です」
シュンとなるオリオン。
「……せっかくなので城下町の食事と言うものを味わってみたかったのですが」
「仕方ないですね、行きましょう」
あっさりとウナが折れた。
「………えっ?」
「この姉何言ってんの?」とドスが驚く。
対照的にオリオンの顔はほころんだ。
「良いんですかウナさん」
「当然です。たまには息抜きも良いでしょう。それに城下町に行けばあの豚……もといシュヴァイン卿とも会えるかもしれませんしね。………あと城下町の食事は美味しいと聞いてますし」
明らかに最後の部分が本音だろうとドスは思った。
「ええ、そうですね。では早速いきましょう」
「……ちょっ、ウナ姉!?……オリオンも、駄目だって」
「何をしているのですドス。さあ、行きますよ」
「ドスさ~ん、置いてきますよ~」
既にオリオンとウナは歩き出している。
こうなった二人を止める事はドスには不可能だ。
任務はどうした?
ダンジョンはどうした?
警護対象なんだから頼むから大人しくしていてくれよと。
「………もうっ」
どうにでもなれ!と言った気分で、ドスは二人の後を追った。
その頃、城下町の一角にて―――。
シュヴァイン卿は馬車の中でにちゃりとした笑みを浮かべていた。
「ぬっふっふぅ、取引が上手くいくといいですねぇ……」
彼の手元には、これから向かう商会での契約内容が書かれた羊皮紙が握られていた。
「これでまたワタクシの活動を支援してくれる商会が増えるでしょう……ぬっふっふ笑いが止まりませんなぁ」
「……一体どんな内容なんですか?」
護衛の騎士が訊ねる。
シュヴァイン卿がどす黒い笑みを浮かべていることがよほど気になったのだろう。
「ぬっふっふぅ、知りたいですかぁ?これにはねぇ、私の可愛い子供たちの身の振り方に関する内容が書かれているんですよぅ……ぬっふっふぅ」
「…………」
それはきちんとした綺麗な内容ですよね?と護衛の騎士は聞こうとして止めた。
見た目は醜悪の塊のようなシュヴァイン卿だが、その内面が誰よりも素晴らしい事を彼は知っているからだ。
ただ……それでも時折、彼の笑みを見るとやや表情が引き攣ってしまうのは仕方のない事だろう。
「し、しかし、よろしかったのですか?いくら我々が護衛に付いているとはいえ、むやみに城を出るなど」
護衛の騎士は強引に話題を変える。
だが、シュヴァイン卿は涼しい顔をして答える。
「ぬっふっふぅ、大丈夫ですよぅ。私の護衛には優秀な貴方達が付いていますし、それにこれから向かうピッグ商会にも凄腕の用心棒が居ますからねぇ……」
「ピッグ商会……まさか“氷炎”のホワン・ロット殿ですか?」
シュヴァイン卿は頷く。
うわさには聞いた事があった。
ホワン・ロット。
氷と炎の魔術を得意とする凄腕の用心棒。
フリーランスの傭兵の様な男だが、その実力はSランクの冒険者にも匹敵するとも聞く。
間違いなくハザン帝国内でも十指に入る実力者だ。
「商会のツテで帰りの馬車にも付いてきてくれるそうですから、問題はありませんよ、ぬっふっふ」
確かに彼の傭兵が付いてくれるのならば安心だろう。
そう思っていたら、馬車が留まった。
「さあ、着きましたよぅ」
話をしている内に目的の商会に着いたようだ。
護衛の騎士は周囲に気を配りつつ、シュヴァイン卿と共に馬車を下りる。
「……ん?おかしいですねぇ、いつもなら玄関の前に誰かが立っているのですが……」
きょろきょろとシュヴァイン卿は商会の前を見回す。
商会の前には誰も居なかった。
それどころか、周囲には人っ子一人ない。
「……すでに中に入っているのでしょうか?」
騎士たちが先行する形で、彼らは商会の中へと足を踏みいれる。
シュヴァイン卿が足を踏み入れた瞬間、パチンと何かがはじけるような音がした。
「……?今何か変な音がしませんでしたかぁ?」
「いえ、特には聞こえませんでしたが」
そうですか、とシュヴァイン卿は返答して屋敷内に足を踏み入れた。
中は異様なまでに静まり返っていた。
そして――――惨劇、と言っていい光景が広がっていた。
シュヴァイン卿たちは目を見開いて驚いた。
「なっ……」
「こ、これは一体?」
いたるところに家具が散らばり、その全てが破壊され、凍りつき、焦げ目がついていた。
血の匂いも酷い。
あきらかに何らかの戦闘行為があった形跡だ。
「な、何なんですかぁこれは……っ!?」
シュヴァイン卿がそう呟いた瞬間、天井を突き破って一人の男が落ちてきた。
「なっ!?」
「シュ、シュヴァイン卿!お下がりください!」
すぐさま護衛の騎士たちがシュヴァイン卿を庇うように前に出る。
そして、土埃が晴れると同時に落ちてきた男の顔が露わになる。
「こ、これは……まさかっ!?」
その場にいる誰もが目を疑った。
既にこと切れているその男は、先程馬車に中で話に出ていた氷炎”のホワン・ロットその人だったのだから。
帝国内でも十指に入る実力者。
その男が血まみれでこと切れている姿が彼らには信じられなかった。
「い、一体誰が……っ」
護衛に騎士が呟いた瞬間、天井の空いた穴から誰かが下りてきた。
聖職者の様な装いをした男だ。
顔の半分を白い仮面で覆い、手には身の丈はあろうかと言う程の大剣が握られていた。
「………む、どういう事だ?なぜ結界が破られている?」
ぽつりと、仮面の男が呟く。
「だ、誰だ、貴様!?こ、この状況はどういう事だ!?こ、これは貴様がやったのか!?」
護衛の騎士が剣を構えて詰問する。
だが、仮面の男はまるで声が届いていないかのように、
「……仕方無い」
と、呟いた。
そして次の瞬間―――護衛の一人の首が舞った。
仮面の男は護衛の騎士に斬りかかったのだ。
「―――えっ?」
もう一人の護衛の騎士が間抜けな声を上げる。
そして、それが彼の最後の声になった。
仮面の男は一人目を切った返す刃でもう一人の騎士も斬り倒したのだ。
宙に舞った最初の騎士の首が床に落ちた。
僅か数秒の出来事。
その間にシュヴァイン卿の二人の護衛騎士は死んだ。
床を転がる生首を見て、シュヴァイン卿はようやく護衛の二人が瞬殺された事実に気が付いた。
「な……ななななな……ぬっひぃぃぃいいいいいいいっ!」
シュヴァイン卿は恐怖ををこらえながら必死に後ずさった。
一瞬の内に護衛の騎士二人が殺された。
彼らは決して弱くなどない。
むしろ彼の国でも有数の強者として名を馳せた騎士達だ。
それが一瞬の内に……。
混乱した。
シュヴァイン卿の頭の中は酷く混乱していた。
だが、少なくとも一つだけ分かったことが有る。
目の前の男は自分を殺すつもりだと。
ゆっくりと、仮面の男は此方へ近づいてくる。
コツコツと床を歩くその音が、シュヴァイン卿には死へのカウントダウンのように聞こえた。
腰が抜けて立てないのか、ずりずりと足を引きずりながら後ろへ下がる。
「ぶ、ぶひゅーひゅー……た、助けてくれぇっ!か、金ならいくらでも出しますぅ!貴方を見たことも絶対口外しません!わ、ワタクシはまだこんなところで死ぬわけにはいかないんですよぉうっ!」
ブルンブルンと贅肉を揺らしながらシュヴァイン卿は必死に懇願した。
そうだ。
自分はまだこんなところで死ぬわけにはいかないのだ。
オーク族をはじめとした亜人種の人権獲得や、奴隷解放に伴う市民権取得もようやく軌道に乗り始めた。
この大陸会議を通じて、各国の重鎮や商会へ亜人種や奴隷への差別撤廃を働きかけ寄付を募り、彼らが安心して働ける国に出来る様に協力を仰ぐつもりだった。
なにより、自分の運営する孤児院の愛する子供たちが自分の帰りを待っているのだ。
ハザン帝国はどんな景色だったとか、どんな食べ物が美味しかったとか、お土産に買ったお菓子を上げながら、面白おかしく聞かせてやらなければいけないのだ。
彼らが立派な大人になって自分の孤児院を巣立つ時まで、自分は生きなければいけないのだ。
彼らが安心して、笑顔で過ごせる国を作らなければいけないのだ。
だから死ぬわけにいかない。
絶対に。
「た、頼む……。だすげでくれぃ……ひゅーひゅー……お、お願いじまずぅ…」
涙を鼻水でいっぱいに顔を濡らしながらシュヴァイン卿は懇願する。
だが、仮面の男は抑揚のない口調で言った。
「……残念だが、見られた以上見逃すことは出来ない」
ルギオスの持つ大剣が、シュヴァイン卿の脳天めがけて一直線に振り下ろされた。
「ひぃぃぃいいいいっ」
ぐしゃりと鈍い音が鳴る………筈だった。
「……なに?」
「へふぅ……?」
振り下ろされた大剣は途中で止まっていた。
いや、正確に言えば止められていた。
突如としてシュヴァイン卿の前方に出現した白く光る十字架によって。
シュヴァイン卿はその十字架に見覚えがあった。
彼もよく知るとある盲目の聖女が好んで使う聖属性の防御術式。
「はぁ……はぁ……間に合いました!御無事ですかシュヴァイン卿!」
女性の声がした。
入口の方からだ。
シュヴァイン卿はその声の主を見る。
そこには予想通りの人物がいた。
修道服を着た盲目の女性。
「オ、オリオン様ッ!?どうしてここに?」
色々と体液まみれの酷い顔でシュヴァイン卿は質問する。
「私達も城下町に来ていたのですが、その際に妙な気配を感じてこちらへ」
まあ正確には私ではなくドスさんが気づいたのですが、とオリオンは付け加える。
そしてシュヴァイン卿を庇いながらオリオンは目の前の男に向き合う。
「『聖櫃』オリオン・カーラーか……」
ぽつりと、そう呟く。
「ええ、そう言うあなたはどなたですか?なぜ私の大切な友人に手をあげるのです?一体この状況はどういう事なのでしょうか?」
「……貴様も、我が主より殺すよう命を受けている」
オリオンの質問には一切答えず、ルギオスは大剣を垂直に構える。
「オ、オリオン様!?は、早く逃げなさい!この男は普通じゃありません!わ、ワタクシの部下を瞬殺したんですよぅ!」
シュヴァインは叫ぶ。
こんな時でも自分より他人を心配する彼にオリオンは苦笑した。
だがオリオンは首を横に振る。
「シュヴァイン卿申し訳ありませんが、私は友が危機に瀕している場で逃げ出す程臆病者にも人でなしにもなったつもりも御座いません」
「オ……オリオン様」
オリオンはにっこりとほほ笑み言った。
「安心して下さい。直ぐに終わらせます」
オリオンがそう言い、仮面の男が構える。
その瞬間だった。
「……ん、隙だらけ。風掌っ!」
「なにっ!?」
仮面の男の左脇に衝撃が走った。
一瞬、その瞳がとらえたのは自分のわき腹に拳がめり込む映像。
ズドンッ!という鈍い音と共に、そのままルギオスは錐揉み回転しながら壁に激突した。
ドオオオオン!!と激しい音と共に壁が崩壊する。
そして、先程までルギオスが立っていた場所には別の男性が立っていた。
「……ふぅ、オリオン、勝手に先行しちゃ、駄目」
「そうですよ、私達が護衛する意味が無くなってしまいます」
ドスが、そしてウナが駆けつける。
「申し訳ありませんお二人とも……」
謝りながらウナとドスはシュヴァイン卿へと近づく。
「……ウナ姉、シュヴァイン卿を安全なところに」
この状況でそこに居る豚は足手まといにしかならない。
ウナも即座にそのことを理解した。
「分かりました、よいしょっと……。それでドスはどうするのです?」
「ぬっふう!?ちょ、ちょっとワタクシこれでも結構重いんですよぅ!?」
自分の倍ほども体重のあるシュヴァイン卿を易々と担ぎながらウナは質問する。
「……ん、“アレ”を足止めする」
その視線の先。
そこには、大剣を携えたルギオスが無傷で立っていた。
「――――やれやれ、だ」
手で埃を払いながら、ルギオスは言う。
「あまり騒ぎを大きくするつもりは無いのだがな……」
そう言いつつも、ルギオスの体からは大量の魔力が発せられる。
どうやら見逃すつもりなないらしい。
「……ん、オリオンもウナと一緒に逃げる。……僕が、時間を、稼ぐ」
ドスはオリオンにも逃げるように促すが、彼女は首を横に振った。
「ドスさん、申し訳ありませんがそのお願いは聞けません」
次の瞬間―――彼女の体から凄まじい魔力が発せられた。
「―――だって……これでも私は怒っているのですから」
盲目の開かれていない瞳は真っ直ぐに目の前の敵に向いていた。
「大切な友人を殺されかけて我慢できる筈が御座いましょうか?」
ある程度は予想していた反応。
だから、ドスは頷く。
「……ん、わかった。一緒に戦う」
オリオンの横に立ち、ドスはウナの方を見る。
ウナも頷く。
「ドス、この豚を安全なところに送ったら直ぐに戻ってきます!」
「ぬ……ぬおおおおおおおお!」
ウナはそう言って物凄い速度で屋敷を飛び出す。
抱えている豚がうるさいが我慢だ。
そして、それを見届けてからドスは再び正面を向いた。
(……ん、やっぱり)
この魔力の波動……この男は間違いなく昨日龍殺しと戦っていた男だ。
ちょうどいい。
昨日はきちんと見ることが出来なかったが、今日は自分の“目”で直接ターゲットを見ることが出来る。
この男の目的も素性も分からない。
だが、今は。
「………ん、排除する」
大地を蹴り、ドスとオリオン、そしてルギオスが衝突した。
二話ほどでアース視点に戻ると言ったな。
アレは嘘だ。
すいません、後一話続きます。
その後でアースさん側に戻ります。




