悪魔特性
女王討伐から1日後、一行はレベルアップにより増えたスキルポイントを振り分けたり自身の技術を磨く者などに別れ各々の強化を図っていた。そんな中蓮兎はと言うと──
「ここら辺か?」
『そこのデカい木があるだろ?そこの幹にある』
そう、暴食の祠を壊しに来たのだ。他のメンバーは待機しているので1人で破壊活動をして来ている。
スタスタ
巨木に向かって歩きだし、木の根元に着く。某映画に出て来そうなほど巨大な木の根元には中に入れそうな大穴があり今にも落ちてしまいそうだ。
「まぁ自分から落ちるけどッ」
自由落下に身を任せ大穴に落ちていく。もちろん天歩や浮遊化などを使って落下の威力を殺し無傷で着陸する。
『後は道なりに進んでけばあるぞ』
「この階層の封印は結構手薄だな、39階層だっけ?」
『本来は寄生花が咲き乱れて侵入した者を寄生するからな、今は女王撃破で薄まってるから良いが』
「ふ〜ん、あいつが封印の要だったんか」
俺達はそんな雑談をしながら巨木の最奥に進んで行くといつもの祠の上に座る暴食の姿があった。この光景にも見慣れて来たな。
「今回は権能のアップデートはあるのか?」
「残念だが無しだな、純粋な強化くらいだ」
「チッ、しょぼいな」
「あ?殺すぞ?」
平和な会話をしつつ暴食からアップデート内容を聞いた。簡単に言えばステータス強化と悪魔の特性の解放らしい…魔人に進化したから獲得できるそうだが混血の俺でも行けるんだな。
「その前に説明が必要か」
「特性のか?」
「そ、悪魔を含む種族には種族特性があってな?例えば天使なら光り輝く輪や翼が生えて明るい場所だと強くなるとか色々あるんだが悪魔は天使の真逆の暗い場所での強化だ」
まぁ夜に強くなると考えれば分かりやすいかな?暗ければどこでも良いわけでは無いらしいが細かい所はあまり気にしなくて良いかな、ここダンジョンだし。
「その特性って倍率とかあるん?具体的にどこくらい強くなるとかさ」
「倍率ぅ?そんなの知らねぇよ、何となくだ何となく」
「…」
俺こいつと本当に100層まで攻略できるか不安なんだが?まぁ今更なんだけどさ…
名前 大罪者
効果 食べた物の特性やスキルなどの獲得率が上がり、暗闇での行動に補正が掛かる。
「俺は大罪だから本来の悪魔特性よりは強くなってるからな」
「まぁ無難に強い特性だな、てっきり悪魔の羽が生えるとか思ってたけど」
「それは魔人じゃ無くて悪魔になったらな〜」
「これ以上進化すんの?!」
「魔人じゃ無くて混血に進化した今なら進化先は無数にあるからな、どれに進化するのかは分からんが…まぁあるぞ、進化先」
進化先が無数にあるのか…吸血鬼とかにもなれるのかな?かっこいいし目指すのも良いかもな…まぁ俺の性質に吸血鬼の血が適合するか分からないしまずこのダンジョンに存在してるかも分からないし…
「んじゃそろそろ魔力で作った義体がぶっ壊れるからじゃな」
「おけ、また40層でッ!」
錬成を発動し祠を崩す。
『そんなに勢いよく壊さなくても良いのに…』
その後の暴食は少し悲しそうだったと言うが何故悲しそうなのかは蓮兎と暴食しか知らない事だろう。
もう前作投稿しないのでこっちに移そうと思います。混血とか血液魔法とか…外出た時の設定もおんなじにしようかな?合併ってことで!




