46話 急に開始された質問大会
「質問会ぃ〜? 大罪である俺にそんな事をするなんていい度胸だ──」
「でもお前封印されてるし仮初の体だから俺でもワンチャン勝てそう」
「……」
実際現在の力では蓮兎、鏡花、灯火、快に勝つのは厳しいと判断した暴食は大人しくなった。
そして俺は心の中で「勝った!」と勝利宣言を静かにしながらガッツポーズを決めた。
「はぁ……顕現が切れるのは30分だからそれまでだぞ?」
「は〜い! じゃあ早速何質問しよう……好きな食べ物は?」
「肉」
「好きなの物は!」
「魂」
「じゃ、じゃあ──」
何を質問しようと帰ってくるし答えは魂や血などの物騒な物ばかり。
流石は悪魔だと思いつつも鏡花は質問を続ける。
暴食と蓮兎は「これに意味があるのか?」と考えながら過ごしていた。
「えっと……えっと……」
「もう無いなら良いか?」
「ん……じゃあ暴食さんってどこに住んでるの?」
今までのくだらない質問とは違うので蓮兎が耳を傾ける。
「冥界の大地だなわてか悪魔は地獄にしか住めない、現世に出てきてる俺を含める大罪は全員義体が必要になってくるからな」
ちなみに地獄と言うのは冥界の大地をわかりやすく端的に伝えるために作られた言葉だ。
今の時代地上で冥界の大地と言う者は少なく、ほとんどが地獄と表現するらしい。
「じゃあ完全復活した暴食さんも地獄にある本体よりは弱いって事?」
「素体よるが大体はそうだな、余程悪魔の才能が無い限りだがな」
暴食は蓮兎の事を一瞬見るが再び鏡花の質問に答えるべく視線を逸らす。
その一連の動作は一瞬の間に行われたので蓮兎と暴食以外は気づいていないだろう。
「んじゃそろそろ実体化解けるからな? もう話しかけるなよ?」
「えぇ〜! もう終わっちゃうんですか?」
「終わりだ終わり、早く攻略しないと他の大罪が来るぞ?」
ーーボロボロ…。
祠に触れて錬成を発動して崩れさせる。
蓮兎と暴食を除く者は急な事でポカンとしているが2人は特に何も思わず片方は体が魔力となって四散し、片方は次の階層に行く準備をしている。
「んじゃ次の階層に行くか〜」
「一応蓮兎の視界を共有してお前らのこと見てる、精々頑張れひよっこ共」
ーーシュゥゥゥ
そう言い残し暴食の仮初の肉体は魔力となって空中に四散した。
今回もめちゃ短いな?次回は長くできるように努力するんだ未来の俺!




