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其方は誰に忠義を捧げるのか

現在俺が持ってる武器は全て耐久値が心許ない…新武器作りたいけど今はそんな時間無いしな、補強だけで済ませるかぁ。んじゃさっさと錬成で修復〜


「うん、このくらいで良いかな」

『武器なんて無くても素手で問題無い』

「それはお前だけな?俺は武器を使う派なんだよ」


これだから野蛮人は困る…考えてみろ、素手で殴り殺すのと刀で華麗に相手を斬り伏せるののどちらがかっこいいか!まぁ触れた相手を崩壊させるのも良いな…どっちにしろいつかは錬成を主体として運用できるほど熟練度上げたいな。


(まぁ今回のボス戦は新しく創った魔法を使いたいし良いけど)


そんなことを考えているとあっという間に休憩時間が終わる。しばしの休息を終えた皆は重い足をあげて大扉に手を掛けた。


「それじゃあ攻略開始だッ!」


ドンッ


扉を勢いよく開けると目に入ったのは巨像であった。その像は6つありそれぞれ別の得物を持っているが玉座と思われる場所に向けて跪き動かす様子が無い。


「何してるんだ?こいつら」


そう思うのも無理は無いだろう。本来王が座っていると思われる玉座には何も無く何者かがいた痕跡すら見当たらないほどだ。


「先制攻撃して良いのかな?まぁ私は待機だけど」

「だな、私も刀のリーチでは先制攻撃は叶わないだろうし蓮兎、頼んで良いか?」

「俺?分かった。快、デバフを頼む」

「任せとけ!腐食の鎧(ケロウドアーマー)腐食の折剣(ケロウドアーム)!」


対象を腐食させ防御と攻撃を低下させることに成功する。そしてそんなことを気にせず巨像は今も王無き玉座に忠義を捧げている。


「そんなことしてたら的だぞ?飄風ノ夜襲(サウザンドゲイル)


この魔法を一言で表すなら災害だ。4つの狂風が吹き乱れその嵐が去った後には何も残らず風に触れれば切り刻まれる運命に従うしか道は無いだろう。そんな4つの竜巻が6体の巨像に向かって喰らいつく。


「…無傷とかマジ?」

「ギミック系なのかな?流石にあの魔法を喰らって純粋な防御力で耐えてるとは思えにくいし」

「ギミック…」


今分かることは巨像がそれぞれ違う得物を持って跪いていること、誰もいない玉座があることくらいか?


それぞれ巨像は大剣、大斧、大盾、大笛、大槍、大弓を手に持ちそのまま鎮座している。その体に傷が刻まれようと気にせずにただただ玉座に忠義を捧げるのみだ。


「でも一旦ゴリ押し試そうか」

「賛成〜!俺も黒魔法で攻撃…あんま攻撃性無いけど」

「バフはお姉さんに任せなさい!」

「同い年だからお姉さんじゃないんじゃ…まぁ私も賛成だがな」









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