40話 魔法の基礎学
魔法は魔力を練る→使う魔法のイメージを固める→詠唱をするor詠唱破棄→魔力を込めて魔法を放つのが発動に必要な基礎だ。
「だが今回は違う! 構築となると特にイメージの部分が必要になる! らしい……」
「はいはい〜! 先生! 魔法構築のスキルが無いと魔法は創れないんですか〜?」
「良い質問だ鏡花君!」
ちなみに今は魔法の学校をイメージしたお遊び中だ。鏡花が「魔法創るの?! 私も知りたい! 学校やろ〜!」と言ったから今に至るわけだ。
「構築に必要なのは膨大な魔力と鮮明なイメージが大切になる。そこで固有スキルの魔法構築は必要魔力とイメージの補助などをしてくれる補正スキルなので馬鹿魔力があればスキルが無くても創れるぞ!」
「うへ〜、そんな魔力私には無いなぁ」
「そこで今から俺が創るのは支援魔法! つまり鏡花君にもその魔法を付与できるってわけだ!」
「おぉ〜! ところでどんな魔法を?」
「……分かんない」
実は何を創るかは考えていない……
攻撃はあるし敏捷を上げる魔法を創りたいな!
でも消費魔力が膨大だと神之命で良いし……
大変だな、何創ろうか。
「速度を上げるならやっぱ風魔法か……いや戦闘中に使うなら黒魔法で相手の体感速度を下げて実質的に俺の速度を上げる? そんな漫画あったな、なら俺も? いや移動系にも使いたいからやはり風か魂魔法だな。いっそ複合にするか? でもそれだと消費魔力の問題が発生するし──ぶつぶつ」
「ま、まぁ楽しそうなら良いか!」
『風魔法単体にした方が消費魔力抑えられるし魂を消費しないから便利じゃないか?』
「確かにそれもあるか……よし! 早速研究始めるかッ!」
風魔法……
やっぱ脚に重点を置いて強化するか?
天歩と併用も考えて創らないとな…
◇オルグス大迷宮・30層 3時間後◇
『魔法のイメージを鮮明に……移動速度を上げる魔法……何回も読んだだろ? アニメでも小説でも良いからイメージを──』
ーーシュワァン……
周囲の小石が魔力で浮き上がり風を纏う。
もうこの部屋には魔力が満ち満ちていて魔力に耐性の無い者が入ると気絶するほどに濃度が高くなっている。




