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200話 眩しい光

「我願う。ここに魂降ろし、定着し、死者よ蘇る。魂を贄として捧げよう」


Sランク魂魔法黄泉降ろし(ソウルフォール)詠唱を済ませてミカエルの肉体に手をかざす。

そして咲良希鏡花の魂を素体になる体に移動、贄となる魂も十分揃った。

あとは全霊を賭けるだけだ。


「降りろ」


ーーシュワァァン


ミカエルの肉体が眩しい光を輝かせ、魔力が凝縮されて器に吸収され、凝固する。

足りなかったな肉体を補うように新たな肉体が白魔法で形成され、やがて光が収まりミカエルの肉体が姿を現した。


「あれ、私意識が無くなって……」


光の中にいたのは金髪の長い髪、魔力が凝固され実体化した天使の輪を頭の上に光らせ背中には純白の大翼が顕現。

白い肌に華奢な腕、そして何よりこの声を暴食グラフェルは以前オルグス大迷宮で聴いている。


「蘇生は成功だな、久しいな鏡花」

暴食グラフェルさん? じゃあ私……」


言葉を言い終わる前にベットに横たわってピクリとも動かない蓮兎を発見、そのまま駆け出し近くに座り込み蓮兎の手を握る。

感じられる体温は低く脈も小さい、だが生きている。

それを確認できたからなのか鏡花は深く安堵した。


「生き返りおめでとう、そして早速だが俺の眷属を、蓮兎を治してくれ」


頭を下げる暴食グラフェル、この場に蓮兎が意識を覚醒した状態でいたら驚くだろうこの光景。

誰かのために大罪である彼女が頭を下げたのはおそらく初めてのことだった。


「治す……本当に私に出来るんですか……? その、私あんまり強くなかったですし」

「蓮兎のパーティメンバー判定なのかレベルが上がってるだろ、それに蘇生に伴って種族も人間から聖人、そこから天使に進化してる。今ならワンチャンあるんだよ」


名前 咲良希鏡花

種族 天使

職業 神官

レベル 128

スキル 白魔法S 神聖魔法F 風魔法A 強魔S 疾風S 怪力S 自然治癒S 自然魔力回復S 鑑定眼S 危険感知A 空間把握A 友好S 

固有スキル 慈愛の左手 堕天化

称号 蘇りし天使


種族天使、それは悪魔と対を成す存在であり上位存在、白魔法や神聖属性の威力を特性で底上げし明るい場所での能力補正、翼や天使の輪の権限など様々な力を扱う神の使い。

一度堕天した天使を素体と扱ったからか固有スキル【堕天化】を獲得、これは一時的に自身を堕天使状態にし白魔法と神聖魔法を黒魔法と闇魔法に反転、神聖力を攻撃力に転換する超攻撃特化の姿となる。

それに伴い翼も体も髪も全てが黒く染まり知能が維持的に下がる効果を持つ。


「治療……わかりました。頑張ります!」


蓮兎君に託したはずの固有スキル【慈愛の左手】はまだ持ってるし種族とスキルで魔法の効果は底上げされてる。

レベルアップした時のポイントでFランクの神聖魔法を一気にSランクに上げて私が使える回復魔法の最大を蓮兎君に使うッ!

せっかく生き返ったのに蓮兎君がいない世界なんて私は嫌だ、そんな未来を私は拒む!


原初の白(ブロン)!」


白い光が再び部屋を包み込みむ。

だがその光は優しくこの部屋にいた皆の体力を回復、シルヴィアやアルトが負っていた傷も瞬く間に完治した。

そして光が終わり寝転がった蓮兎と鏡花が姿を現す。


「はぁはぁ……」


起きて早々に全ての魔力を使い果たした鏡花はその場に倒れ込み、それをシルヴィアが支える。

そして鏡花は満身創痍の状態で口を開いた。


「起きてない……失敗したんですか……?」

「いいや成功だ。流石に魂の欠損が激しい、時間はかかるが1週間程度で動ける程度にはなるだろう。よくやった鏡花、助かるぞこいつ」


その言葉に安堵した鏡花はそのまま意識を失った。

そしてやっと話す機会が作られたシルヴィア、アルト、ノエルが喋り出す。


「マスターはこれで治るんですよね……?」

「この人がマスターの恋人……綺麗な人だ」

「ボク疲れた。寝て良い?」


蓮兎を心配しているのが1人なのは気のせいだろうか、兎に角これで放置しておけば蓮兎は徐々に魂が回復する。

大罪も倒した、街の復興や国の信頼など色々な問題は抱えたいるが今のところはこれで良いだろう。


「良い加減俺も疲れた。あとは任せたぞ? 俺は寝る」

「「え?」」

「ボクも寝る〜」


そう良いの残し暴食グラフェルは眠っている蓮兎に寄りかかり深い眠りにつく。

何故か同じくノエルも眠りにつき、シルヴィアとアルトは呆気にとられていた。


「……僕たちも休みましょうか」

「……そうだな、疲れた」


2人も眠りにつき、同じ部屋に蓮兎、鏡花、暴食グラフェル、ノエル、シルヴィア、アルトが眠りにつく光景に後から様子を見に来たラミアは混乱したがそれはまた別のお話だ。


吸魂ノ暴食者〜地下ダンジョンに転移させられた俺は権能を授かり全てを喰らう〜王都セイクリッド編、完

これにて2章は終わりです!いや〜書きたいことは書けたしよかったんじゃないでしょうか?書き溜めをすると言う快挙(個人的)を成し遂げましたし……

次の章を書くのに少し時間をいただくかも?1章の時はそう言って時間空けなかったけど……

そろそろ自分は高校生活の幕開けなんですよ、なので忙しくなったら遅れるかも、あと毎日投稿が崩れる場合があるかも?なので極力頑張りますが何卒よろしくお願いします。

これからも吸魂ノ暴食者〜地下ダンジョンに転移させられた俺は権能を授かり全てを喰らう〜をよろしくお願いいたします

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