憧れの世界
世の中には様々なゲームが存在する。僕が言いたいのはその中でもテレビゲームやパソコンゲームなど だ。ありとあるゆる物をやりつくし、やりこみ、極め、今では、ネット世界では有名なゲーム王とまで 呼ばれている。
「隆!! いつまでゲームやってんの!! はやく降りてきなさい!!!」
母親が自分を怒鳴るように呼んでいる。 恐らく夕食ができたから食べに来いということだろう。
んでもって、自分の人生やこれからの生き方について延々と説教されるだろう。いつものことだ。
僕の職業はニー・・じゃなくて自宅警備員というやつだ。
周りとの人間関係を断ち切り、学校を辞め、自分の生活の全てをゲームに注ぎ込んだ結果だ。
経緯や原因長くなるので追々話していくとして、とりあえず自己紹介でもしておこう。
山口隆 16才 独身
職業・・自宅警備員
趣味・・TVゲーム、オンラインゲーム、携帯ゲーム
特技・・TVゲーム、オンラインゲーム、携帯ゲーム
将来の夢・・二次元の住人になる
まあ、趣味や特技はいいとして、将来の夢についてだが、皆も一度くらいは思ったことが
あるんじゃないかと思う。
しかし!!!
明日にもその夢がかなう時がくるかもしれない。
数日前にとある会社から一通のメールが届いた。その内容は、わが社の開発したバーチャルゲームを
クリアしてほしいとのこと。
驚くことに成功報酬が人生2回分は遊んで暮らせるくらいの金額だった。
詐欺だと思ったが、そのメールは弁天堂の公式サイトのアドレスから送り届けられたものであり、
来てほしいと頼まれた住所も弁天堂本社であった。
何にせよこの話が本当ならば、莫大なお金が手に入り一生ゲームをしつづけれる人生をおくること
ができる。
ゲームクリアが条件だが、今までありとあらゆるゲームをやりつくしてきた僕にクリアできない訳
がない。
これだけのお金がかかってるとなれば、ちょっとやそっとの物ではないことくらい想像できる。
場合によっては命を失うかもしれない。それだけの対価に見合うくらいの金額である。
どの道僕の人生は終わっている。万が一命を失うことになっても、別にいいと思っている。
悲しむ人も少ないし・・・・
「ごラー ボケェーーーーーー!!!!! はよ降りてこんかい!!!! 引きずり出すぞーーー!!!」
物思いに耽っていたら、だいぶ時間が過ぎていたらしくしびれを切らした母がヒステリックに狂気乱舞している。
「今いくー」
これ以上怒らせると何をしでかすか分からないので、渋々部屋から出る。
いつもはものすごく憂鬱な気分で食卓に向うのだが、今日は違う。なぜなら、明日から
二次元の住人になるための計画がはじまるのだから。




