63話『逆転』
「いい加減にしろお前ら!! 今はそんなことしている場合じゃないだろ!!」
カップルの男の方が怒った。
しかしサターテの怒りのコールは皆泊まることがなかった。
「糞! 聞いてもくれないのか!」
男は悔しそうにした。
「さすがサターテ、他の者の怒りを助長させるに関しては天才的だな! 憤怒の悪魔だけある」
「まあな、あいつの唯一の得意分野だ、それでお父さんすら憤怒させたんだからな」
サターテは相手を怒らしたらりその怒りを助長させるのがすごく得意だった。
昔、およそ90年前、ハーデスの番犬ケルベロスの尻尾を踏んで怒らせて町を破壊してしまって、そのすべての怒りをハーデスに向けさせて解決したことがあった。
「はい! 皆!」
「死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね! 死ね!」
皆の怒りは止まることを知らずにコールが続いた。
「フハハハハハ! 人間とは愚かだ、このまま全員喰ってしまう!」
初代悪魔は館長を鷲掴みにした。
「ああ……ああああ……」
館長は声が出なくなってしまった。
「頂き……」
すると初代悪魔の動きが止まった。
「うぐうぐぐがうぐああぐうづあhじぇあふぁkldgjrがじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
初代悪魔は突然叫んだ。
すると
「このヘルブブ様を喰おうなんて……愚かなことだ」
とヘルブブの声がした。
「あ、生きてた」
サターテは軽く言った。
そして初代悪魔の体が食い破られた。
ガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブガブ
ヘルブブはそのまま初代悪魔が乗っ取ったベルーラを食べ始めた。
「うんまあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「食べちゃえ! ヘルブブ君!」
そこには喰われたはずのタンレビもいた。
「糞! サターテ! よくも俺を囮にしたな!!」
ついでにルシーフェもいた。
「やっ止めろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
そしてそのまま初代悪魔は食い尽くされた。
ベルーラごと
「ふう、喰った。喰った。」
「お粗末さまでした」
タンレビは嬉しそうに言った。
「作ったのお前じゃねえだろ」
呆れたようにヘルブブはツッコんだ。
「全く、許さねえからな」
ルシーフェは睨みながらサターテを見た。
「いや、俺は感謝する、結構うまかった」
「ヘルブブ君が感謝するなら私も感謝してあげる」
「いやあそれほどでも」
「俺はかん……」
「さて帰るか」
「「「「『さんせーい』」」」」
ルシーフェを放って帰ってしまった。
「あっ!! おい! 待てよおおおおお!!」
それを見ていた客たちは
「何だったんだ?」
と言った。




