41話『怒られた』
「酷いぞ、久しぶりに会ったらいきなり胸倉掴むなんて、この糞不良が!」
「おい、お前またマアリさんにでたらめな知識与えたな」
サターテは山地に怒られていた。
「何が、壁ドンする奴はサイコパスだ! 勝手な事言ってんじゃねえ」
「え、違うの! じゃあなんでするの!」
「それは相手が好きだから少し強引に迫る告白みたいなものだ!」
「うわー、引くわー、完全に強姦じゃん」
サターテは引いた。
それを見て山地はキレそうになったがさすがに呆れかえって
「とにかく、これ以上君のバカみたいな知識をマアリさんに与えて困惑させるのはやめろ! いいな!」
「へーい」
サターテは生返事で答えた。
「クソ、ダリイイ」
サターテは眠そうに帰った。
「で、そういう意味だったらしい、最初っからスマホで調べればよかったよ」
「そうですね、忘れてましたよ」
ノホホンと2人は会話していた。
そしてマアリは再び契約のことについて聞いた。
「で、魂の契約はしなくてもあなたの力を使うことが出来るのが生贄の契約なんですか?」
「まあ、そうだね、サインの書類を俺は分けてるけどね」
「へえ」
話しが終わってしまった。
「なあ、何でこんなに会話って続かないんだろうか?」
「そうですね、あまりあなたが魔界の話をしないから?」
「え、ああして欲しかった? ごめんごめん、黙ってたわけじゃないんだけどねただ言ってなかっただけ」
マアリはそれを聞いて
「では聞かせてくれません?」
「まあ、いいけど聞いても面白くないよ、例えば魔界の番犬を友人が殺してしまってメッサ怒られたり、修学旅行で人間共に迷惑を掛けろって言う教師なんかもいたぞ、まあどうしようか、話すことがまとまらん」
「まあ、確かに昔の話ってあまり覚えてなかったりしますよね」
そんな話をしていると
ピカアアアアアアアアアアアアアアアアアア!
「あれ? 俺と生贄契約している奴って確かマアリとディビーだけだよな? もしかしてディビーが呼んでるのか? 珍しいな、って一回あったか」
「え、どうやって呼ぶんですか?」
「ああ、確か紙に魔法陣書いて呼び出せるよ、魔法陣書いた紙渡しとくね、何かあったら呼んどいて」
と言ってサターテは魔法陣を書いた紙を渡した。
「あ、ありがとうございます」
「いえいえ、では行ってきます」
サターテは光に浮いて魔法陣に入ろうとした。
「気を付けてね、行ってらっしゃい」
そうしてサターテは光の魔法陣に入って行った。
「おまたせー、どうした……」
ドゴオオオオオオオオオオン!!
いきなり思いっきり殴られた。
「酷いな、何すんの? 痛くないけど」
「お前は……」
「……あれ?」
ディビーはサターテに怒っていた。




