32話『暴れろ本能よ』
「さーて、今回はこのご家族の借金が帳消しになります、僕の知り合いも絡まれたのでもう1人借金がチャラになるチャンスを得るのは誰かなー!!」
笑いながらサターテは事務所で転がった。
「組長! 何なんですか! 何でこんな勝手なことを契約後ときで出来るんですか! さすがにやり過ぎでしょ!」
「むしろこんな程度で済むことを感謝するんだ」
「はは、ざまあ」
そして、長多と呼ばれた女性が
「あ、あのありがとうございます」
「ありがとうお兄ちゃん」
「ぐへへへへへ、パラメーターが上がった気がするお、デュフフフ」
サターテは変質的な笑顔で喜んだ。
「でも、なかなかそう言う借金がある人って見つからんよね」
「……そう言えばサターテ君この方とはどういうお知り合い? 契約ってやっぱり魂の契約したって方ですか?」
「そうだよ、だから俺の魔力を渡してる人だよ」
「そう言えばディビーが言ってた私とあなたの契約って生贄ってあるけどあれは何?」
サターテは笑いながら
「聞いてたのかよ、何であの時騙すような感じでサイン書かせたの、あの人は」
「え、書く前から聞いてたけど、電話で」
「え、聞いてない」
サターテはショックを受けるように言った。
そして違いを説明した。
「まあ、生贄の場合は悪魔を使役するってことで、魂の場合は悪魔の魔力を貰って人間から少し悪魔の力を徐々に強めていくってところかな、人間って天界と魔界の中心だからどっちにも傾きやすいしね、魂の契約は魔力を貰うことによって死んだときに完全に悪魔になってしまうから魂の関係になるんだよ、それに魔力を貰った悪魔の部下になるのはその悪魔のために働かないと魔力が暴走して魂が消滅することだからね、だから誰も逆らえなくなるんだよ、まあ魔力を貰うってそれだけ代償を払わないと使うことが出来ないってわけだよ」
「なんか、複雑なんですね」
マアリは困った顔をした。
(やべえ、一気に説明しすぎた、頭パンクって感じみたいだ、仕方ないか、慣れてないしな)
サターテは取り敢えずこう言った。
「まあ、また説明するはゆっくりと」
「ごめんね、ありがとう」
マアリは笑顔で言った。
「腹減った、飯行こうぜ、埜羅飯おごって」
「では、どこへ行きましょうか?」
「ラーメン喰いたい」
「分かりました車まわしますね」
完全に組長をパシっているサターテに部下たちは戸惑っていた。
「なんで、何でこいつがこんな権限を持ってんだよ」
「さあな、だが俺たちの慕ってる組長をこんな扱いにしてるのは許せないぜ」
「ああ、目にもの見せてやる」
「お前ら、絶対に余計なことするなよ」
組長が部下たちに念を押した。
しかし部下たちに伝わっていなかった。
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そして、サターテはラーメンとチャーハンセットと食べ終わった。
ちなみに買い物があると言うことでマアリは買い物の続きに出かけた。
「食った。上手かった」
「それはよかったです」
そして店を出た。
「すまん、アニメショップ言っていい、ここは自分で買うのが俺のルールだからおごらないでいいよ」
「分かりました」
数分後
サターテはフィギアをかって出てきた。
「あって良かった、ぐへへへへへへへへ、なかなかにいいではないか」
「それでは今日はどうしますか?」
「うーん、マアリも帰ったし、俺も今日は帰るは、チャラの件はまたでいいか?」
「はい、それでは送りましょうか?」
「いや、ヤクザがマアリに関わったてるってなったらあの子の生活が滅茶苦茶になるでしょ」
「成程、気が付かなくてすみません」
「……差別か」
1人のヤクザのうつむきながら言った。
「……当たり前だろ、何お前ら自分が真っ当な人間だと勘違いしてるの? バカなの?」
「そんなの承知なんだよ! てめえに言われなくてもな!!」
「なら差別じゃない、むしろお前らがその道を選んだのだからそう言う視線を送られても仕方ないだろ! それに俺はお前の被害者ってことまだ理解してないようだな」
サターテはいらいらしながら言った。
それを見た組長が真っ青になりながら
「おい、余計なことはするなって言ってんだろ!!」
「クッ!」
「はあ、まあ今回は許したるはボケ! はああうぜえええ」
それを聞いて部下は完全に切れたのか殴り掛かった。
サターテはそれを避けたが
ドゴ!
「あ!!」
フィギアが落ちた。
「しまった、落としちゃったよ」
「こんなもん!!」
グシャアア!! ドゴ!! ドゴ!! バキイイ!!
部下が思いっきり踏み潰した。
「……」
「お前馬鹿か、……なんてことしてんだ」
組長が涙を流しながら言った。
「な、どうしたんですか組長」
部下は戸惑いながら組長を見ると
「お前!! 余計なことするなっていっただろうがあああああああああああああああああああああああ!!」
組長がキレたが、
すぐにサターテを見た。
そして自分がサターテからもらった魔力を使った。
「組長? その力は?」
「良いから黙れ!! 集中してるから!!」
部下は不思議そうにサターテを見ると
サターテの顔がドラゴンのように狂暴化していた。
そして、
「お……レの本能よ……おも……向くままに……暴走するぞ……」
そして服が破けて巨大化していく。
「間に合え!!」
そして組長と部下とサターテの周りに魔法陣が広がりそして
ピカアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
部下は気が付くと別の場所にいた。
「組長? 何ですかここは?」
「わしが作った、魔力による別の空間だ、まあサターテ様にもらった魔力だがな」
そして部下はサターテを探すと
完全に悪魔のような狂暴な姿になっていた。
「……な!! 何なんですか! あいつはああああああああああああああああああああああああ!!」
「お前が悪い、だからお前の命であの方の憤怒を収めろ」
そしてサターテは
「がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
魔力全開で部下を襲った。
部下は完全消滅した、魂も残らずに
だが暴走は止まらずに組長の魔力で作った別空間を今にも壊そうとしていた。
「お前ら、早く同じフィギア買ってこい、俺が生きている間にな」
「「「はい!!」」」
組長は携帯を使って部下に命令をした。
「さて、耐えられるかな」
「ぐああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
組長は部下の仕事が終わるまでの命がけの囮が始まった。




