31話『過ち』
「なあ、お前は部下にいつもこんなことやらせてんのか? 借金が返せなければ全く関与のない人に払わせてんのか? 埜羅、ふざけてんの?」
「すみません」
サターテは目をギラリとさせながら
「申し訳ございません、だろ」
「申し訳ございません」
「話戻すけどさあ、別に借金取り立てるのは悪いことじゃないよ、金返して貰うんだからさ、利子もつくだろうさ、返さない馬鹿が悪いんだから、でも今回はどうだ、言ってみろよ」
「全く関係ない人に取り立てました」
「そうだよな、俺全く関係ないよな、しかも魂の契約をしたとはいえ恩をねえ、まさかこんな形で返そうと思ったのかい?」
そう言われて埜羅は顔を青くさせて震えながら
「いえ! そう言うわけではありません! 今回間違い電話をしてしましたこちらのミスです、それをこんなことに巻き込んでしまって申し訳ございません! 部下にはしっかりケジメを付けさせます!」
「何? 指でも切り落とすの? 俺野郎の指なんていらないんだけど? そうだな~もっと別の形で償ってくれる? 俺が何か適当なことを考えるから」
「はい! よろしくお願いします!」
それを見ていた部下が
「組長! こんな奴に好き勝手やられていいんですか! らしくない……」
「バカ野郎が! お前らがヘマしたから俺がこうして頭下げてんだろうが!」
「そう言えば埜羅、俺こいつらから謝罪してもらってないんだけど」
ふとサターテが睨みながら言った。
「はい、すみません! お前ら、頭下げろ!」
「くっ組長! 何で俺たちがこんな奴に!」
「へえー、こんなやつねえ、ヘマした馬鹿がずいぶんと偉そうだな、お前には脳みそが搭載されてることすらがもったいないな」
「なんだと!」
「良いから謝らんか、死にたいのか?」
組長は部下の頭に拳銃を突きつけた。
「!! くっ組長! わっわかりました! だからやめてください!」
「じゃあしろ」
そしてしぶしぶと部下は
「もっ申し訳ございませんでした。」
「うーん、なんか腑に落ちないがいいか、さてお仕置きは何にしようかな?」
「!! 貴様! 誤れば許すって……」
「え、言ってないけど、まだ謝罪されてないからしろって言っただけど、何言ってんの?」
「はい!! その通りです!!」
「くっ組長……」
部下は悲しそうな顔をして座った。
「そうだ、俺が適当に指定した人間の借金をチャラにするってのはどう?」
「はい! さっそくそのように手続します」
「な!!」
それを聞いて部下が
「てめえ! あまり図に……」
「図に……なに?」
「おい、やめろっつってんだろ」
組長は部下を睨みながら言った。
「いい加減にしろよ、この方は俺の組、埜羅組をここまでにしてくれたも同然の方だからな! これ以上のことはこの俺が許さんぞ! そして今回のことは完全にこっちに非がある、反省しろバカ!!」
「! ……組長! いったいこいつは何なんですか! いくら巻き込まれたからってこんなの横暴です! それに組長ほどの人がどうして、この今のこの組があるのはこの人のおかげってどういうことですか? さっき魂だとか何だとか言ってましたが」
「……お前たちには言ってないがな、また説明する、取り敢えず今言えることはワシはこのサターテさんと悪魔の契約をしたんだ、文字通り魂の契約をな」
「!! いったいどういう……ことですか」
部下は青ざめながら聞いた。
「まあ……ちゃんと説明するよ」
「あれだ、こいつがまだ青いころに俺と契約してここまで出世したんだお」
「はあ!!」
「……そうだ、その通りだ」
部下は震えながら言った。
「ふざけんなああああああああああああああああああああああああああああ!!」
そしてそこに会ったバールでサターテを殴ろうとしたが
ベキイイイイイ!!
そして腕をへし折られた。
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「まったく、最近の若者はキレ症だな」
そしてサターテは
グリイイ!!
「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
へし折った腕に座った。
それにより悶絶する部下
「お前が悪い、ワシはちゃんと忠告したぞ」
「全くだ、でも教育の方もどうなってるのかな?」
「申し訳ございません」
そして組長は聞いた。
「ところでサターテ様はどうして人間界に? またアニメ系統ですか?」
「いや、魔界から追い出されたんですよねえ、全く親父はしょうもないことで追い出すとかありえないんですよねえ」
「成程、何かあれば力になりますからね」
「もう足を引っ張られたんだけどね」
「申し訳ございません」
そして沈黙が続いた。
サターテは喋りながら考えた。
「いったい誰にしようかな、借金だって一番高い奴って誰だろうか? 否、やはりキャワイイ女の子や奥さん系の借金を無くそう! 出来るだけ奥さんも女の子も清純そうな見た目と清純そうな心の子を! よしそれで行こう!」
「分かりました、そう言えば今日は借金を残して逃げられた奥さんと娘を売るとか言ってた部下がいました、それにしますか?」
「おいおい、可愛いは正義だって何度も言ってんだろ、可愛い正義ちゃんに何やらせようってんだ、奥さんとかも超エロいんですけど、とにかくここに来たら助けてパラメーターをあーげよ」
サターテはその奥さんが来るのを待った。
「そう言えば名前はなんていうの?」
「確か、長多っていう苗字だったな」
「ふむ、では長多が来たらその説明をしようか」
そうして待つこと数時間部下が帰って来たみたいだ」
「アニキ! 連れてきましたぜ! ……!! アニキ! それに組長! その方は?」
「オラ! 来いやボケエエエエエ!!」
「痛い!!」
「きゃあ!」
「うぐう!!」
そして3人の女性が部屋に入ってきた。
「うむ、このレディーたちか、……あれ、てかマアリだ」
「? サターテ君? どうしてここに?」
「いや、お前借金あったっけ?」
「いえ、私はこの男の人たちに昔の教え子と一緒に連れて来られて、借金を返せと言われました」
「!!」
それを聞いて組長は真っ青になった
そしてサターテは
「コレハ……ドウイウコトカナ」
「えっえーと」
沈黙が再び続いた。




