29話『よし、殺そ!』
「兄貴の出番はもう終わりだ、そろそろ死んでもらおう」
「いや、殺せるならさっさと殺してほしいんだけど」
ディビーは呆れたように言った。
しかし、サターテはこう言った。
「めんどくさかったんだ、だってお兄さんだぜ! お兄さんを殺すなんてそんな簡単じゃない!」
「おい、最初の言葉で後半の言葉が台無しだぞ! 結局お前はどうしたいんだ!」
「お兄さんキャラならきっとこの小説も盛り上げてくれるって信じてたんだぜ、作者も俺も! なのに何だこの扱いにくいキャラは! 全然アイディアが思いつかなくてどう扱っていいかすら分からなくなってきたんだ! そんなのどうしようもないだろ! だから退場だ!」
「おい、完全に捨てキャラになってしまってんじゃねえか! 作者の心情とかどうでもいいんだよ! 何やってみたはいいけど責任持てずにすべてを投げ捨てるこの意味の分からない行動は! そして前々から続いているこのメタ発言の嵐はなんだ! お前も尺者も馬鹿なのか! バカなんだな!」
サターテはそれを聞いて呆れながら言った。
「おいおい、作者だぜ、メタ発言を普通にやればもう何でもアリかなとか考えてるバカな作者だぜ、大体落ちが読めるだろ、ある映画でリア充を見ると必ず早く死なないかなとか考えてしまうほどの非リア作者だぜ、そして案の定先に死んだときに大笑いする人の心が消えかけてるような奴がやることなんて変なことに決まってるだろ」
「おい、今回もまたメタ発言で文字数を稼ぐつもりか! もうやめろ! 暴露したって面白くもなんともないぞ! そろそろストーリーで勝負しろよ!」
そして、サベータを殺すことにした。
「それで、あいつがどこにいるのか知ってるの? 当てもなく探してても意味ないんじゃない?」
「当てはないが多分勝手に見つけてくれて勝手に襲ってくると思うよ、まああいつも慎重だし君が1人になった時に襲ってくると思うよ、そして人質にとって俺を脅して殺そうとするんじゃない? すげえ、単純な考えなんだけどね、まあそれが妥当かなと思うぜ」
そしてサターテは裏の路地に入った。
「おい、まさか本当に私一人にするつもりか?」
「え、そうだけ……」
「ふざけんなよ! お前馬鹿か! お前がすぐに来れねえ場所に行ったときに襲うに決まってんだろ! 近くにいとけよ!」
「じゃ」
「おい! ちょっと待て!!」
サターテは行ってしまった。
「はあ」
ディビーはもうやり切れない気持ちで聖剣アロンダイトを構えた。
(やだな~なんか怖いなあ~本当に何なんだよあいつは~)
ディビーは心の中でそう思った。
「全くその通りだぞ、小娘」
振り向くとそこにはサベータがいた。
「チッ! もう来たのかよ!」
「フンッ! 人間今一度聞こう、私と手を組んでサターテを殺そうとは思わんか?」
「今回、私はお前を殺そうと思ってるのに、何でそんなことが聞けるのかな?」
「それは貴様が迷ってるからではないか? 悪魔はそこの心の弱さを見る」
そう言うとサベータは不気味に笑った。
「お前は今のサターテを見てどう思った?」
「いつも通りだと思った」
「そうじゃない、人間に対して適当なことしか考えていないと思わないか」
「いや、人間だけならともかくアニメ以外に対して完全に情熱がない悪魔(男)だろ」
ディビーはサベータに聞いた。
「お前はサターテの何を見て来たんだ」
「ふん! あいつなど見る価値もない」
「でも息子の中では2番目に強いんでしょ」
「そうだ、だがバカだ、だから魔界から追い出された、バカは魔界にいらない」
「まあ、それは否定できんがな」
ディビーも呆れたように言ったが
「まあ、貴様もあんな馬鹿の見方になるんだな、じゃあ死ね」
「まあ、契約してるからすぐに呼べるんだけどね」
「そうだね、何で兄貴はそれに気づかない」
「……は?」
サターテはディビーが出した紙から出てきた。
「いや、本当に俺の事調べなさすぎでしょ、どうせ見下して力失ってると思って殺しに来たんだろ、所詮そんなところだろ」
「なあ、こいつ本当に強いの? 何かすごい馬鹿すぎやしないか」
「こいつは別に強くないぞ、サターナルより2つ強いだけだぞ」
「!!」
ディビーはビックリした。
「それに油断はするわ勉強してもサターナルより成績が悪いし、自尊心が高すぎて舐めプレイが得意なバカだぜ、勉強に関してはサターナルよりバカだぜ、多分あいつなら余裕で勝てるんじゃないか、強さがあれだから勝てないだけであって」
「悪魔って強さで決まるの?」
「決まる」
そう言ってサターテはサベータをボコボコに殴った。
そして動けなくなったサベータをディビーは見下ろした。
「さてと、私の覚悟をコケにした覚悟はできたかな? 君は私が憎んでいるところは正解していたけど、私の決意までは全く理解していなかったみたいだね」
「た……のむ、た……すけて……くれ」
「断る」
そう言ってディビーは聖剣で刺して消滅させた。
サターテはそれを見て気になって聞いた。
「なあ、聖剣で殺されるところは初めて見たんだがこれってやばくない、消滅って無になることだよ悪魔にとって」
「まあ、そうなんじゃない?」
サターテは叫んだ
「超こええええええええええええええええええ!!」
そしてマアリの部屋に帰った。
「ただいま」
そしてマアリが帰ってきた。
「よう、6話ぶり」
「おい」
「……そうね、私も作者から見たら使いづらいキャラなのかしら」
「おっお姉ちゃん今回の章はたまたまだよ仕方ないよ、たまにはこんなこともあるよ、次はこんなことないと思うよ」
「でも、私いつもただいまって言ってる気がする」
「帰ってきたらそうだよ普通!!」
ディビーは必死にマアリを励ます。
「確かに最初に比べたら喋る言葉が少なくなってるし、なんかよく帰ってくるシーンが多いような気もしなくはないな、でも、今めっさ会話してるからいいじゃんサベータなんかほぼ出ずに退場だぜ!」
「そうだよ! たまたまだから大丈夫だよ」
「ありがとう、2人とも」
今度はマアリの活躍がある章があるようにと願う2人であった。




