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サタンのダメ息子  作者: 糖来 入吐
愚かな人間共編
11/106

11話『旅行』後篇

「きゃああああああああああああああああああああああ!!」

「s○xか!!」

悲鳴を聞いたサターテは叫んだ。

ドオオオン!

直後ディビーに容赦なく壁に叩きつけられた。

ディビーは

「何かあったのかな?」

と言った。

「少し気になるわね、言ってみましょうか?」

マアリは不安そうに言った。

「そうだね、見たほうが早いし」

「俺もs○x見たい!」

ディビーが言った瞬間サターテの余計な言葉が入った。

3人は部屋から出ると悲鳴の声が聞こえたところまで行った。

「s○x、s○x、s○x、s○x、s○x、s○x、s○x」

サターテはそう言いながら走っていると

「野獣の部屋にぶち込むよ」

とディビーに言われ

「ごめんなさい、もう言いません、勘弁してください」

と青ざめながらサターテは言った。

(さっきのトラウマかなり引きずってんな)

ディビーは思った。

そして、そこには血まみれの男が横たわっていた。

「先輩! そんな、目を覚まして、せんぱあああああああああい!!」

血まみれの男の隣に泣きじゃくる男がいた。

「まさか旅館で殺人事件なんてベタすぎ……じゃなくてなんて酷い」

ディビーはさすがに言い直した。

「うっ……」

マアリは口を押えた。

そして、ディビーはふと思いついた。

「そうだ、サターテあんた心読めるんでしょ! だったら誰がやったかすぐに分かるんじゃない、早いとこ解決したほうがいいよ」

とディビーはサターテの方を見ると

「はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ、はあ」

サターテは汗だくになった動揺しているようだった。

「……え、嘘冗談でしょ?」

「そんな、サターテ君!」

するとサターテは

「……そうだよ、こいつが俺の純潔を奪おうとした野獣さんだよ」

と言った。

「紛らわしいわ!」

「びっくりさせないでください! 野獣?」

そして、ディビーは

「お姉ちゃんはそれについては聞かなくてもいいよ、こいつの自業自得だし」

「? そうなの?」

マアリはキョトンとしながら言った。

「酷い! いったい誰が僕の先輩を! 殺してやるうううううううう!」

と死んだ男の隣にいた男が叫んだ。

「とにかく警察を呼んだ方がいいんじゃないか?」

「いや、ちょっと土砂崩れして、明日にしか来れないそうだよ」

「いや、殺人事件起きたときに何で都合よく土砂崩れんだよ! ドラマじゃないんだよ」

と旅館の仲居と他の宿泊者が騒ぎ始めた。

すると、少年が現れ

「落ち着いてほしい、皆死体に触れないで」

すると隣にいた男が

「誰だい君は、僕から先輩を引き離す気かい? そうはさせないよ」

「そういうことじゃない、僕は探偵をしている者だ」

周りの人たちが

「マジかよ! よっしゃあああ! 犯人お前の運命もここまでだ!」

「見つかったら、縛り上げようぜ! リンチの始まりだぜ! 生まれてきたことを後悔させてやる!」

「警察が来るまで見張った方がよさそうだね」

と話し始める。

それを聞いてディビーは

「くっ、これじゃあサターテが心を読んで犯人を見つけることがやりにくい、仕方ないがこの少年に任せた方がいいのか?」

サターテは

「いや、大丈夫じゃね、なんか知的っぽいし、うおおおお、やったれ探偵少年!」

「犯人は君だ」

少年はサターテに指さした。

「……いやいや、俺が犯人だって? 証拠はあるのか! 証拠は! 全く、大した推理だよ! 君は小説家にでもなれるんじゃないのか! バカらしいこれ以上犯人のいるこの場にいられるか! 俺は部屋に戻らせてもらうからな!」

サターテは指を指して騒ぐ。

「……何でそこで疑われるようなフラグを3つも立てるかな」

ディビーは呆れながら言った。

「証拠か、ならあるぞ、お前が悪魔だからだ!」

「な!」

「え!」

ディビーとマアリは驚愕した。

「おっお前……悪魔差別だあああああああああああああああああ!」

サターテは叫んだ。

「いやもっと他にあるだろうが! こいつ今お前が悪魔であることを言い当てたんだぞ!」

「あ」

「あ、じゃねえよ!」

サターテとディビーがそんなやり取りをしたいると

「そうだ、悪魔が犯人だ、間違いない悪魔滅べ、滅べ、、滅べ、、滅べ、滅べ、」

「そうだ悪魔滅べ」

「悪魔滅べ」

「悪魔滅べ」

「悪魔滅べ」

周りの人たちが突然言い始めた。

「なっ何だこれ! 明らかにおかしいぞ!」

「ディビー、これはいったい」

するとサターテは少年に近づいてこう言った。

「何やってんの、天使」

それを聞いてディビーとマアリは

「「え」」

と言った。

「何のことだ……」

「いや、人間操って何言ってんの、そういう明白すぎるのイラつくからやめてくれる」

サターテがそういうと

「仕方ない、さすがにバレてしまったか」

そういうと少年は天使の羽と輪っかを出した。

「そうだよ、悪魔、僕は天使だ。君を滅ぼすために来た」

「え、そのためにこの茶番を起こしたの? そのために人殺したの? 引くわ~」

サターテはドン引きする。

「必要な犠牲だ、彼らの心は今1つになっている、この悪魔を殺す、それが必要だからやったまでだ」

「確かに、人の心を操るには打って付けの手立てだな、人の心は結構単純だしな、それに一度操れば洗脳を解くまで戻らないし、ははは」

サターテは半笑いになりながら言った。

「どうして、そんなことのためにどうして人を殺したんですか!」

マアリは怒鳴った。

「悪魔とは存在することすら罪だ、人ひとりの命とこの悪魔が滅ぼされるならとてもいいことだ」

「サターテ君が何を……」

するとマアリは後ろに吹っ飛ばされた。

「うっ!」

「お姉ちゃん!!」

ディビーが駆け寄ると、マアリは壁に当たり気絶していた。

「君は黙っていてくれ、さあ悪魔裁きの時間だ! 黙って死に行け」

(うわ~、何言ってんだこいつ、気持ち悪)

すると周りの人たちがサターテを取り押さえた。

「いけ! 神聖な光でその汚らわしい悪魔を消し去れ」

そしてサターテを取り押さえた人たちが突然光り出した。

「なっなにこれ……うわ!」

ディビーは目を抑えた。

「悪魔め、人間界を汚す悪者め、お前らは二度と生まれてくるな」

天使はどこかに行こうとすると

「ファンの皆―、熱い抱擁、ありがとう」

と棒読みのサターテの声が聞こえた。

「な! なぜまだ存在している!」

「いや、こんな弱い光じゃあ俺は殺せないよ、バッカでええ」

サターテはヘラヘラしながら煽るように言った。

サターテを抑えてた人たちはその場で倒れ込んでいる。

「てか、神様このこと知ってるのかよ?」

「神とて、このことを望まれてるはずだ」

「うわ~、勝手な決めつけと独断の行動でしかもルール破りとか救いようねえな、まさに悪魔的なんですけど~ウケル~」

「貴様と一緒にするな!」

天使の手に光が集まっていく

だが、そこにはもうサターテの姿がなかった。

「っ!! 奴はどこに!」

「ど~ん」

と言う声と共に後ろからサターテが襲ってきた。

「な!」

そのまま天使はサターテに取り押さえられた。

「離せえええええ!」

天使は抵抗するかのように光を放ったが、

サターテの黒い霧のようなもので全て掻き消えてしまう。

「下級の天使が上級の悪魔に勝てるわけないだろうが、引くわあ」

「きっ貴様一体何者だ!」

すると、

「離せ、悪魔」

「ん?」

すると顔が見えない人の形をした影が現れた。

「その天使を離せと言ってるんだ悪魔」

「かっ神様!」

天使は驚いたように言った。

「おい神、何でおれが悪いように言うんだよ! そっちがやってきたから抵抗しただけだろうが! だから神様は嫌いなんだ! バーカ、バーカ」

サターテは駄々を捏ねるように言う。

「気持ちは分かるが、とりあえず落ち着こうサターテ」

と言ってディビーはサターテを踏んで止める。

「で、神様どうしてサターテを殺すんですか? あなたも過激エクソシストと同じ考えなんですか?」

「いや、今回のことはこの天使が独断でやってしまったことだ」

それを聞いてサターテは、

「おい、部下の責任は上司の責任でもあるだろ! 土下座しろや! ボケ!」

「図に乗るなよ悪魔」

「てめえが図に乗るなよ神が!」

そして、神は倒れ込んでいる人たちを見て

「人間は愚かだ、些細なことで心を掻き乱され簡単に操られてしまう」

それを聞いてサターテは

「自分を崇拝させるために欲望全開で人間を作ったどこかの誰かさんよりはマシだと思うがね」

「貴様とはいつか戦う日が来るだろうな」

「その時はお前が死ぬ時だ覚悟しておけ悪魔」

神様と天使はそれだけ言って去って行った。

「おい、何だあの迷惑な存在共、何がしたかったんだ」

「いや君を滅ぼしたかったんだろうよ」

それを聞いたディビーはツッコんだ。

「うう、私はいったい」

「お姉ちゃん! 大丈夫?」

ディビーはマアリに聞いた。

「大丈夫よ、ありがとうディビー」

「流石ディビーだな、俺が戦っている間もマアリの傍を離れない根性はすげえよ」

「私じゃあ勝てないかもだから、取り敢えずお姉ちゃんを守ることを優先させた」

そんな会話をしていると、

「なっ何が起きたんだ?」

「どうして俺たち寝てんだ?」

「うう、っ! せっ先輩はどうなったんですか!」

「あれ俺は?」

「「「「「「え!」」」」」

すると先輩と言われた男は生きていた。

「せっ先輩! 生きてたんですね! 僕のせんぱああああああああい!」

「ふふ、子猫ちゃん心配かけたね」

それを見てマアリとディビーは

「分かりません、どういうことでしょう」

「どうして生きてるんだ、あいつ」

するとサターテは

「あれだろ、あの天使の茶番の証拠隠滅のためをするためにあの神が生き返らしたんだろ、全く立ちの悪い」

それを聞いてマアリもディビーもホッとした。

「おや、そこにいるのはもう一人の子猫ちゃんではな……」

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

サターテは逃げ出した。


一方天界では

「貴様は破ってはいけない掟を破ってしまった、堕天ではなく処刑にしなくてはならない、あんな悪魔のためにお前を処刑することを許してくれ」

「……いえ、ご随意に」

そして、今回襲った天使は処刑された。


次の日サターテはだらだら旅館で過ごした。

ディビーとマアリは散歩に出かけた。

お風呂の時サターテは男風呂が怖くて混浴風呂に入った。

そして次の朝にはマアリのマンションに帰ってきた。

そして、帰った後ご飯を食べて、

「さあ、温泉もいいけど久しぶりに銭湯に行きましょう」

「銭湯でもお姉ちゃんの裸、うん、素晴らしい」

「いやだ」

サターテは真っ青になってパソコンに向かった。

「まだトラウマから克服できないのか」

「どうしましょうか」

取り敢えずディビーが引きずって外に出したが、電柱に掴まって動こうとしない。

そこに

「どうかしました」

叶子が話しかけた。

「いや、サターテの奴温泉でホモに会って男風呂がトラウマになって銭湯に行こうとしなくて」

すると叶子が

「私のお風呂使います? こないだのお礼もしたいですし、トラウマを克服できるまでの間だけ貸しますよ」

「良いんですか、ありがとうございます」

そして、サターテはトラウマを克服するまで叶子のお風呂を借りることにした。


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