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クリスマス 番外編 ①

これは、まだ南朱が中学校へ通っていた頃の話し


クリスマスシーズン真っ盛りのこの時季、南朱は彩と未来3人で授業中にLINEを送りあっていた


『そう言えば20日から冬休みだよね~』


南朱は彩のトークに


『そうだね!!3人で遊びにいきたいな』


と送りながらも


って言っても家の用事でほぼ遊べないだろうね


とがっかりしていた


『もう!二人とも大事なことを忘れてない!?』


未来からの返信に二人揃って


『(´・ω・`)?』


『?(・_・;?』


絵文字で返すと


『私達3年生よ!!3年ってことは………』


『『受験!!』』


と同時に返信した


『正解!!』


私達3人は内部進学にするか外部受験するか判断にあぐねていた。時期が時期だけに倍率も高くこのまま外部受験は厳しいと先生方にも言われていた


『それならみんな揃って内部進学しようよ!!それなら問題なく終わるじゃん!』


南朱は、彼らがいる学園じゃなければ基本的にどこでも良かった


『じゃあ私もお父さんに話して許可してもらうかな?もちろん未来もそうしない?』


『そうね!そうしましょう!!それならまた三人で遊べるもの』


『じゃあそれで決まりだね!!』


『うん!そうだね』


『これでまた三年間楽しく過ごせそうね』


進路について一段落ついて安堵している三人に


「西崎さん」


「はい」


『げっ!!よりによって英語が当たるなんて災厄!!』


『そう言えば彩も未来も英語が嫌いだったよね』


『私も英語苦手です』


『南朱おしえて!!』


『もう、仕方無いな!』


『恩に着るよ!!』


「P123のQ6(3)と(4)の答えを黒板に書いてください」


『We are sure that she can her goal』


『This is the very book I've wanted』


彩はそれを紙に素早く書き写すと黒板にすらすら書き始めた


「正解です」


『ほんと助かったよ!!あとで何かおごる』


『じゃあ帰りに、新しくオープンしたカフェのスイーツ奢って!!』


『-W-W いいよ。ほんと南朱って馴染みやすいよね~』


『それわかるわ!!大4家なのに感覚が私達も同じだよね』


『ありがとう!』


「次は朱雀大路さん」


「はい」


『私も当たっちゃった~』


『ドンマイ!』


『私も当たりたくないな』


「次のページQ1の(1)(2)を黒板に書いてください」


南朱は教科書を持って前に行くと


《My brother is doing his homework upstairs.》


《We will leave home at nine tomorrow.》


と相変わらず筆記体でスラスラ書き席に戻ると中に彩と未来が手を振った。南朱はそれに嬉しそうに微笑み席についた


「……正解です」


『南朱~~筆記体で書いたらうちら分からないじゃん!!』


『あとで、その教科書見せてね?』


『ゴメンゴメン!!つい家庭教師に教えてもらって慣れ親しんだ筆記体で書いちゃった!もちろん教科書はあとで見せるよ』


それから数分して授業終了のベルがなり放課後になった


彩と未来は南朱の教科書を写メると


「さて、カフェにレッツゴー!!」


「そうですね!!」


「あのパフェ見たときから食べたかったんだよね~~」


「ほんと南朱って食い意地はってるよね~」


「ほんとにね。大4家ならもっと美味しいもの食べているのじゃないの?」


「例え美味しくっても堅苦しくて食べた気にならないよ」


「あ~マナーとか言われたら絶対無理だわ~~」


「私も、途中で退出しそう」


「でしょう!!」


南朱達は少し路地に入った所にオープンしたのカフェに入ると、先に決めておいた物を注文し冬休みの予定について話し始めた


「やっぱりせっかくの冬休みなんだから、どこかに出掛けたいよね~」


「まだ中学生だから泊まりは難しそうね」


「うん、こっちも無理かな。何やかんやで護衛だらけになって逆にストレスが溜まりそうだしね」


「じゃあ日帰り旅行とかは?」


「私、一度でいいからスキーに行ってみたいな」


スキーね。未来や彩と一緒に行ったら楽しそう!!


「いいね!でも、日帰りは無理じゃない?遠いし、お金もけっこうかかるし」


「お待たせ致しました」


注文が届いたので会話を一回切り上げ1口食べて


「うん~~!!冬だけどこのパフェとっても美味しい!!」


「そうね!これは、美味しいわ」


「これならこの値段払っても良いわ~」


三人が頼んだのは1つ880円のパフェセット。満足した南朱は話をもとに戻した


「スキーなら泊まりで行けるかも!」


「どうやって行くのさ?」


彩の呆れた目線を気にせずに


「お父さんに一度頼んで叔父さんが経営しているスキー場なら、安全面や料金も安くできるし なんなら雪山の近くに建てられた別荘で2泊3日の旅行もできるよ!」


「………」


「………」


黙り込む二人にキョトンとしながらパフェを食べていたら南朱には聞こえない声で


「こう言うのは本当にお金持ちって感じだよね~」


「そうよね。私達じゃ出てこない言葉よね」


「だけど、天然で可愛い南朱が好きなんだよね~」


「ええ、賢くて何でも知ってる感じだけど意外と男勝りで食い意地をはってる。そんな可愛い南朱だから仲良くなれたのよね」



「よし!そうと決まれば善は急げ。南朱ちゃんと帰ったら話しといてよ!!」


「うん!わかった。許可貰えたら夜にでもLINE送るね」


「頼みましたわ」


南朱はちゃっかり彩に奢ってもらい直哉が迎に来たので二人に別れを告げて帰宅した


「お嬢様。何か良いことでもありましたか?」


南朱は彩と未来といたときのザ・中学生。と言う風な口調から変わり令嬢らしい口調に変わっていた


「あら、どうしてそう思うの?」


「何やらいつもより雰囲気が明るいように思いますので」


「さすが直哉ね。長年私の専属でいただけ鋭い洞察力よ」


「お褒めいただき光栄です」


南朱はお父様がいる執務室に向かいながら思ったことを訪ねてみた


「もし、私が冬休みに友達と外泊すると行ったら直哉はどうするの?」


彼は相変わらず淡々と


「そうですね。お嬢様がご同行を許されるのならば、お付き添いさせていただきます。がもし、私のご同行を拒否されるのであれば変わりの指導者を連れていってもらいます」


変わりの指導者……ね。直哉以上に堅苦しい人が来そうね


「そう」


南朱は直哉がお父様にお伺いをたて許可をもらってから彼に開けてもらった執務室の中へ入っていった


「お父様。ただいま学校から帰宅致しましたわ」


お父様は書いていた手を止め南朱に


「今日は、いつもより少し遅い気もするが?」


「あら?申し訳ございません。学友とお話で盛り上がってしまいました」


「そうか。それで、今日は何か頼み事があるのだろう?」


先ほどまでのはりつめた空気が和らぎ南朱も安堵した


「えぇ。冬休みに友達とスキーに行きたいのです!それでものは相談なんですけど、叔父様経営なされている旅館か雪山近くに建てられた別荘で2泊3日のお泊まりを許可して欲しいのです」


お父様は思案しながら


「お友達の名は?西崎 彩さん と 星野 未来さん です」


「白虎鳶寺の分家でお前の婚──いや彼女なら信用出来るか」


「お父様は、彩の事をご存じなのですか?」


「彼女には面識はないが彼女の兄には会ったことがある」


「そうですか!?」


「旅行の件は親父の旅館に泊まるなら許可をする」


「お父様、ありがとうございます!」


「誰を連れていくつもりだ?」


「私の専属執事である直哉といつもの護衛3人を連れていくわ」


「それでは少なすぎる!!」


「いいえ。これ以上増えると気を使いすぎて折角の外泊が楽しくなくなりますわ」


南朱はそう言うと無理やり押しきる形でお父様から了承を貰うと執務室を出るやいなや直哉に


「今すぐ叔父様に23日から2泊3日泊まれるか確認してちょうだい」


「畏まりました」


南朱は彩と未来にLINEで


『お父さんから叔父様の旅館ならと言うことでOKもらったよ!!あと急になるけど23日から2泊3日泊まれるか叔父様に連絡してるから』


『えっ!?本当にOKもらえたの?』


未来の返信に


『うん!なんか思いのほか簡単には許可貰えちゃった!!』


『それじゃ準備始めないとね』


彩の返事にそれぞれスタンプを押しトークを終了すると


「お嬢様。23日から2泊3日予約取れました」


「そう、ありがとう。貴方も同行するのだから準備を。あといつもの護衛3人にもそのように伝えておいて」


「畏まりました」



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