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9 魔法を使ってみた

「ファイヤーボール!」


そう唱えると伸ばした手の平から火球が飛び出した


おおっ、初めて魔法が使えた!


ちょっと感動したね






いえねフェンリル様を連れて街に入ったんだよ


そうしたらもう大変だった


街の入り口を守る門番からはては領主のお貴族様まで大興奮


おかげでお伴のオレまでVIP扱いだ




まあさすがにお貴族様の御屋敷に泊まる訳にはいかないのでフェンリル様と一緒に泊めれる宿屋を紹介してもらったけどな



お貴族様としてはぜひともフェンリル様と縁を持ちたいそうだ


なんでも建国に貢献した神獣なんだそうだ


まあ世代交代はしているだろうけどそんなのかんけーねー、らしい




フェンリルさまを射るならまずおとものオレから


お貴族様の御屋敷にご招待された



・・・最初は断ろうとしたんだが宿屋の主人から忠告を受けたというのは別の話





フェンリル様?


「(お貴族様の屋敷に)行く?」


って聞いたら行かないって返事だったから宿屋でお留守番だった






お貴族様の御屋敷に平民のオレが普通の格好で行っていいのか?と思ったけどそこは空気の読めなないオタクだし?


いや某戦女神で王女で王妃さまムーブ?


そのまま行ってみた




・・・大丈夫だった


フェンリル様の威光、パないな





とりあえず領主の伯爵様とお茶したんだけど結構イイ人だった


異世界の貴族って傲慢でわがままで自分勝手だと思ったんだけど違ったらしい





・・・ここで誰かの意図を感じるのは気のせいだろうか?


オレのゴーストが叫びまくっているんだけどな


「ダ女神あれが絶対に裏で糸を引いている!」




とまあそんな裏事情はさておいて魔法の話になった


魔法は基本的に魔方陣に魔力を供給することにより発動する





例外が無詠唱


早い話、一連の行動のショートカットが『呪文』と『ポーズ』らしい





「ファイアーボール」


という掛け声をかけて手を前に伸ばす


そうするとパスワードとポーズを認証した後、伸ばした手の先端から火の玉が出る


見事なショートカットだ








そういえば某正義の味方もそうだった


『変身!』という掛け声


両腕を右(3時の方向)に突き出した後、真上(12時)を経由して左斜め上(10時)に回した後、胸元に両こぶしを持ってくるという古今東西見たことがない独自のポーズ


これによりバッタの怪人に変身する




生誕50年頃、マンガ版で明らかになった真実


それと同じだよね





「いでよ、ブルーアイズホワイトド○ゴン」


というキーワードと絵が描かれたアイテムというのもあったっけ




意外と世の中にショートカットは溢れいるものだな





と言う訳でオレは魔法を習得した



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魔法まほう


呪文や魔方陣により事象を改変すること


有名な魔法として火の玉を飛ばす『ファイヤーボール』がある


属性としては火、水、土、風が有名である


神様によっては光、闇、雷、時空、無属性が追加されることもある



エネルギー保存則をまるっきり無視していることに誰もツッコミをいれない所から人類の遺伝子に何らかの精神的ブロックが付与されているとの説もある



「いきすぎた科学は魔法と同じ」という格言がある


このことから魔法は古代文明により作られた科学であるとの説を唱える学者もいる



『悪魔の辞典@小説家になろう(連載版)@焼ミートスパ著』より

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