23 第2王子様を応援してみた
「一度だけ言うことを聞いてやろう」
ボクが第2王子に向かってそう言うと王妃や第1王子、そして取り巻きの貴族達が震えだした
そりゃそうだ
ドラゴンスレーヤ―が敵に回ったのだ
第2王子が望んだら王城ごと燃やしちゃうよ?
だもの
でも実際にはしないけどね
だって『聞く』だけだから(笑)
・・・なろう小説読み専にまともな感性を求めるな、と言いたい
悪党が罰を受けて泣き叫ぶ様を見て快感を覚える人種がまともなはずがない
この町にはまともな市民は居ないのか?!
はい居ません、だもの
いえね第2王子様が虐待されていたんだよ
毒殺やら黒ずくめの人間からの闇打ちとかてんこ盛り
良く生きていたなと思うけど毒見の侍女が死んだり、警護の騎士が死んだりしているんだとか
王妃とかは「平民が王家のために死ねて嬉しいだろう」とか言っているらしい
要は弱肉強食という訳だね?
だったらヤってもいいんだよね
ヤっていいのはヤられる覚悟のある者だけだ
なろう小説では常識だよ?
あ、ここは異世界だっけ?
でもいいか
ちょっとくらいは誤差だよね(笑)
と言う訳で第2王子様に付く振りをしてみた
ボクの下心を見抜いている第2王子様は苦笑していた
さすが心の友
ボクのゲスな考えを判っているよね
・・・それを逆手にとって王妃達を追い詰めている第二王子も同じくらい腹黒いよ、と言いたい
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●第二王子(だいにおうじ)
王様の二番目の男の子供のこと
大抵は側妃の息子で、王妃から命を狙われていたりする
たまに側妃の息子が第一王子で、第二王子が王妃の息子だったりもすることもある
この場合は大抵は無能なくせに、人を羨むことだけは人一倍なため自滅することが多い
長子相続や末子相続といったルールがあるにもかかわらずそれを無視しようとする人間によって起こる悲劇の主人公であることが多い




