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11 フェンリル様が彼女を連れてきた

一仕事終えて宿屋に帰ってきたらフェンリル様が増殖していた


どうやらフェンリル様の彼女らしく、一緒に身体を洗えということらしい


と言う訳で伯爵様の御屋敷まで行き、また洗い場を使わして欲しいとお願いした


・・・突然湧いて振った仕事に使用人の人達はてんやわんやだったことだろう





宿屋の馬小屋で一晩過ごして貰った後、朝早くから伯爵様の御屋敷に行った


だってフェンリル様一人でも結構時間がかかるのに、今回は二人、いやニ匹なのだ


朝早くからやらないと夕方までに終わらないじゃん





「まずはフェンリル様が洗うのを見て頂いた方がよいのではないでしょうか?」


フェンリル様にそう提案してみた


だって知らない人間おれに洗われるなんて不安じゃん?





了解して貰えたのでまずフェンリル様から洗った


綺麗になったフェンリル様を見た途端、フェンリル様の彼女が早く洗えと催促してきた


女性の美に対する執着というのはどこの世界でも変わらないと知った




『なろう小説の定番』が異世界でも通用したことにビックリだった





「お嫁様、お痒い所はありませんか?」


そう言うと全身との返事がきた





そりゃそうだ


人の手によるマッサージというのはかなり気持ちがいいんだ


幼稚園児による背中踏みで父親が昇天するほどだからな





あと生まれてから一度も洗ったことがないんだ


せいぜいが水浴びくらいだいろう


いやイノシシのように泥浴びもか?


でもさすがに石鹸の威力には及ばないだろう


そりゃ全身を洗えと言うだろ




と言う訳で洗い終わった後、ヘトヘトだった




・・・オチはどうした?



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●彼女(かのじょ)


恋愛対象となっている女性のこと


男女がお互いに好きだと認識した場合の女性の呼び名でもある


相思相愛が前提であるが、なろう小説ではそのへんの理由が書かれることが少ない


というか「なんでこんなクズの彼女なのか?」と思う場合の方が多いのはなぜだろう?




美人で性格が良くっておっぱいが大きいのは外せない


そう思う読者が多いことだろう


実際になろう小説のヒロインは大抵そうである


そんな作品ばかり読んでいるからリアルで彼女ができないというのは読み専アルアルである(たぶん)




『悪魔の辞典@小説家になろう(連載版)@焼ミートスパ著』より

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