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第42話 特訓の成果
歴史クイズの収録は無事に終わった。
私たちは生き延びた。
「田中、終わったわね」
「うん」
田中がしなびている。
無理もない、今日が収録とどこからか漏れて、昨日もキラキラ王子に呼び出されて、最後の詰めをやらされたんだもの。
いえ、でも今日に限っては出演者全員がしなびているわね。
「いい肉作ろう?」
「忘れろ、もう歴史は今日限り忘れるんだ!」
疲労から錯乱を起こしかけている人もいるみたいね。
分かる。
「鉄砲乱射したの誰だ?」
「鉄砲伝来。その答えを収録で言わなかっただけ偉い!」
あっちの二人は漫才コンビなのよね。
あの発言がネタなのか素なのかが分かりにくい。
「今日は楽勝だった」
「……お前、全問間違ってたじゃねぇか」
眼鏡をクイッとさせながらドヤ顔で決め台詞を言っているアイツ、あれでインテリキャラで通しているのだけど、どの辺がインテリなのかしら?
ツッコミを入れる相方も大変ね。
……ん?
「いやらしく?」
「いやむなしく、な」
ほわほわ系男子の天然ボケに、優しい笑顔で頭をなでるイケメン。
右を見ても左を見ても男しかいないわね?
あれ?
女性出演者、私だけだったの?
しかも、みんな妙に距離が近くない?
……気のせいかしら?




