表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マンドラゴラ戦隊 声優たちの日常~収録現場は今日も賑やか~  作者: ゆめ@マンドラゴラ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
40/54

第40話 歌で覚えよう

 収録は無事に終わった。

 一切のトラブルも、NGすらなく、嫌味なくらいスムーズに。


「じゃあ、行こうか」


 キラキラ王子に促され、私たちはそのままスタジオへ向かった。


「頑張ろうね」

「うん……」

「おう、頑張れよ」


 田中専属イエスマンは今日は一緒には行こうとしない。

 仕事があるから……という建前だけど、本当は私や田中と同じで歴史が苦手らしい。

 次に機会があったら絶対に道連れにしてやる!


「わー、何度来ても凄いスタジオだね」

「うん。本当に」


 この本格スタジオが個人所有だなんて、いまだに信じられない。

 ……いえ、違うわね。


 スタジオだけじゃない。

 建物ごと、あいつの持ち物だった。


「これが歌詞。メロディは今から付けるから、先に目を通しておいてね」

「……がんばろうね」

「田中、目が死んでるわよ」


 歌詞がひたすら反復だった。

 叩きこむつもりだ。


 これ、私と田中が覚えるまで解放されないやつじゃ……?


「田中」

「うぅ無理だよぉ」

「いい、ここを私が歌うから、田中はこっちね」

「えー……」


 分かりやすいように色ペンでパート分けして……ああ横で流れるようにメロディが作られていく。

 自分を甘やかす時間が欲しい!


「出来たよ。通そうか」


 今日は見本なしなのね、ええ、知ってたわ。


「行くわよ田中」

「帰ってご飯食べたいよぉ」

「私もよ」


 泣き言をいって通じる相手じゃないのが辛いわね。ええ本当に。

 週刊誌にすっぱ抜かれてスキャンダルになればいいのに……その週刊誌を潰しそうよね、怖い。


 流れてきたのはまるでアニメのオープニングみたいな、勢いのあるロックだった。


 待って、今作ったのよね?

 音源はどこ、か、ら……。


 背後を振り返ると、スタジオの奥にあるDJブースに熊さんがいた。

 いい笑顔で手を振ってくれたけど、え?

 熊さんってドラマーじゃないの!?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ