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無人島漂流災害記  作者: 高城葉蘭
一章~脱出編
2/6

01話 島の散策・発見

「ここは分かれて散策したほうが良いと思うぞ?」

と北沢が。正直俺は分かれたくない。なんでかって?怖いからだよ!

逆に考えてみろよ...津波に巻き込まれて見知らぬ島に流されましたって状況なのに...

落ち着きすぎだろこの自衛官はっ!

...だがここは俺の私情ではなく皆の利益を優先すべき...仕方無いか

「俺も分かれたほうが良いと思う!」

というわけで適当に年齢が近いやつで固まった。

俺&東野&南川と北沢&海原。

危うく俺が一人になるところだったが無理やり3人と2人にしたんだ。

一人で未知の島を歩けなんて...鬼かよっ!

 この島に来た順番は俺が最後で一番早く目が覚めたのが東野さんらしく、ある程度山の中は探索したそうだ。よく一人で入れるな...と感心しつつ色々聞いてみると

この島は建造物らしいものはあんまりなくて

朽ちた家らしきものが数件程度らしい。

「そういや東野...さん?」

「美紀で結構!敬称は不要だ!」

「じゃあ美紀、あれは何だと思う?」

俺の指さす方向には何やら人のような物体が浮かんでいた

「人間...か?」

「やっぱそうだよな!」

「とはいえ、あそこまでどうやって行くつもりだい?」と南川が

確かに今いるところから怪しい物体(推定:人)まで100mは距離があるように思える

「俺...そういえば泳げないんだったぁぁぁ!」

そう。俺こと西山賢吾は小学校から高校にいたるまで水泳で5mすらも泳げないのである。

津波に攫われた時はニューニックの緊急保護機能で事なきを得たが、今回は別である。

南川も泳ぎ切る自信は無いようであたふたしていると

「しょうがないねアンタらはさ!」と美紀が叫ぶ

すると美紀がずかずかと海に入っていくではないか

そのまま美しい泳ぎであっという間に怪しい物体までたどり着く。

「やっぱ人だよ!意識は....なさそう!」と美紀が大声で

よくあんな声が出るなぁと感心しつつ了解!と返す

美紀はライフセイバーのような手つきで遭難者を抱えかえって来た。

見た感じ性別は女?年齢は俺と同じか少し下に見える。ニューニックの保護膜が分解されつつある

ので命は心配ないだろう。それにしても美紀すごかったな...

「美紀、あんたすっげーなぁ。どこでそんな泳ぎ学ぶんだ?」と聞いてみる

「うちの家が代々漁師でさ。ちっさいころから海はよく行くんだよ。そこでじっちゃんとかに教わったの。こんな性格になったのも家族の影響さ!」との事。

「とりあえず僕は向こうのチームに新しい遭難者がいたことを伝えてくるよ」

「おう、たのんだぜ!」と俺は返す。

美紀もよろしくな!と。

「こいつはあーしが持ってくからあんたはその辺で使えそうなのあったら拾っといてや」

と美紀から指令が飛んでくる。俺はオッケーと返しその辺を見渡してみるが

流木や草ばかりでろくなものが無い。あってもペットボトルくらいだ。

周りを確認しながら美紀を追っていくと、北沢たちと話す南川の姿がみえた

「おーい!!」と俺は叫び北沢たちも気づいたようだ。

駆け寄ってきておそらく漂着物の服で作った布団?みたいなところへ寝かしておく。

「彼女はあーしが見とくから先に島見てきな」と美紀が頼れるセリフを口にする

再び俺は南川と島の散策に戻った。

「そういや正宗ぇ」

「いきなり呼び捨てかよ...」

「機械いじれるって言ってたけどよーニューニック直して連絡すりゃ良くね!?」

「いや、ニューニックはPGPSとかSEDとか専門の機関に行かないと扱えない技術がめちゃくちゃつめこまれてるからさ、僕なんかじゃいじれて近距離SOS程度なんだよ」

P..GP...S S..E.D ??わけがわからないので適当にうなずいておく。この話が理解できないってことだけは理解できたぜ...

──!!!...地震か?

「おい、正宗!」

「大丈夫、ただの余震だ。怯えることはない。それより早く島の外周を回ろう。形が分かるだけでも十分情報になる。」

そのまま雑談しながら歩いていくとだんだん漂着物が多くなってきた気がする。

「なんか服とか増えた?」

「おそらくこっちが本土側なんだろうね」

「...ん?あれは」

「どうした西山?」

おれは海のほうに見えた棒状のものを掴み

「とったどーー!」

正宗は完全にスルーして俺が手に握っていたものだけを見る

「銛か!いいじゃん」

「だろ?この銛の名前は聖槍トライデントだ!」

「いい加減卒業しろよそういうの。」

と冷たく返されてしまい少し悲しい今日この頃。

そのまま歩いていくと北沢たちが見えてきた。島の外周ははっきりとした。

「よーっす!」と手を振ると、向こうも返してくれた。南川と違って優しい

見た感じあちらも銛を拾った様子。

海原さんが「美紀ちゃんから!さっきの子が!起きたって!」

とよく通る声で言っている。こちらは了解!と返し、駆け足で北沢たちと合流して

漂着者のところへと戻った

今回はトークを多めにしてみました

至らぬ部分はあると思いますが

初心者なので目をつぶってあげてください...

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