出会いの先に
「つーわけで伏見悠真をうちの部に入れる事になったんでよろ!」
どうしてこうなった?
返事もしてないのに岩永さんがじゃあ、行こっか!って僕の手を引っ張ってここまで連れてこられたけど…、女子しかいないの!?
しかも…まさかの
「あらあら。愛桜さんが珍しいですね。殿方を連れてこられるなんて」
黒髪がとても艶やかで姫カット。同じ学年でテストは、いつも上位。窓際の席で本を読んでいて誰に対しても優しく、大企業のお嬢様の …真咲雅さん。なんで岩永さんと一緒にいるの?
釣り合わないじゃないか。というかギャルと清楚。この部ってなんなのか。
「悠くんだー。愛ちゃんとお友達だったのー?」
今度は、僕の幼馴染の渡辺真。皆からまこちゃんと呼ばれている。まこちゃんは、お菓子が大好きで、体型もすこーしぽちゃっとしている。いつもおっとりしていて小学校から変わっていない。小学校は、普通に喋れてたけど、やはり思春期というやつで、必要な事か会ったら挨拶程度になっていた。
岩永とまこちゃん…。こっちも不思議な関係だ。
「んじゃ、まだ人数揃ってないけど、自己紹介すんね!」
と岩永が自己紹介を始めた。
真咲さんは、よろしくお願いしますとにこっと挨拶するとすぐに読者を始めた。
まこちゃんは、小学校からの知り合いということもありどんな小学生時代だったのかを岩永に話している。
OTA部は、三人の他に二人いるらしい。
あまり来ないのだとか…。
それより…!
「OTA部って何!」
というと皆僕が大きい声を出すからビックリした目で見ていた。
「愛桜さん…話して無かったのですか?」
と呆れたように放った。
「…説明して無かったっけ?OTA部っつーのは…」
と溜めて言った後。
僕は、変な部活に勧誘されたとつくづく思ったのだ。




