絆ぐ
遮光カーテンの向こうから小鳥の声が聞こえる朝を迎えた。
朝ご飯まではまだ時間があるのを確認したヤブが窓から外を見れば、視界は広くて田園ではない樹木の緑が多く自然の多い郊外の佇まいをしている。
アイはおしりをびょこんと持ち上げて膝から下と上半身を床につけている。そして背中からオーラを翼のように伸ばしアイは分身を操って周辺を探っているようだ。ヤブにも近頃はそれが判るようになってきた。
「ほう、わしの寝姿を見てニヤつくとは、とんだ変態だのう」
背後にもいた。
窓から直接外を眺めているアイ。鬼ごっこで、駆け回るアイとアイ。朝ごはんの時間が来たとはしゃぐアイ。
分身スキルがあるからと、はっちゃけすぎでしょ!
それはそれ、これはこれ。
アストラルじゃない、実体の腹ペコアイを抱き上げて階下の食堂へ降りていく。
◇ ◇ ◇
わしは浮遊する。
隣の境内にカラスに襲われている箱入り捨て猫を見つけた。
なに、みゃーみゃーといくつもの鳴き声がしていたからそっちを見るといただけだ。
段ボール箱から先に出てきた仔猫たちはてんでバラバラに駆け回り事無きを得て境内を逃げ出して行った。
鈍臭そうな一匹だけが、取り残されて数羽に徹底的にやられておるのう。
さて、このまま餌食となるのを見過ごすのもなぁ。
ちと、お節介をやくとしようかの。
このあたりから、CGCと重なります。
ですので、このまま続けるかどうするか、また暫く悩ませてください。




