9
狐族の一員になってわかってきたことがある。
狐族の朝は早い。今は6刻。
「あら、千歳さん。今日は早いねぇ。おはよぉ。」
朝と昼は食事所に向かいご飯を食べる。
…一人で。
狐族は遅くても全員午前5刻には起きるようだ。
「おぉ、千歳おはよう。」
「蟒草さん。休憩ですか?」
「あぁ。少し水を貰いにね。」
「…ちなみに、何刻に起きました?」
「…?2刻だ。」
早すぎだろぉぉぉぉぉ!
「あたしはまだ側近の中じゃ睡眠をとってるほうさ。紫雲英、樒、榧は三徹くらいは笑顔でするから。」
マジかよ…。
「なんの話してんのー?」
忍冬さん…。
「ん?いや今日の起床時刻についてね。」
「あー。今日おれ寝坊したんだよねー。4刻に起きちゃった。」
充分早いだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
「そういえば今日から千歳の相手おれだっけ?」
「おや、そうだったか。まだまだ教え足りないけどねぇ。」
ゾクッ
やばい、鳥肌が…。
「じゃ、一刻後、屋敷前集合で。」
「あ、はい!」
「これから何するんだい?」
「ちょっと領域外周3周してくる。」
3周!?かなりの広さだぞ!?
※狐族の領域は関東地方くらい。
「じゃ!」
行っちゃった…。
「忍はね、鳥族と狐族のハーフだから足が速いんだ。…前任にあたしたちは遠く及ばないけどね。」
前任?
「あたしも訓練に戻る。さっさと着替えてきな。」
一刻後、オレは約束通り屋敷前に待機した。
「おぉー千歳!ごめんごめん!ちょっと遅れたか?」
50mくらい先に汗だくで手を振る忍冬さんがみえた。
「いえ、大丈夫です。」
「なぁ千歳〜敬語やめようよ〜。歳もそう変わらないだろ〜?」
そうなのか…?
「ちなみに、何歳なんです…?」
「17!んで蟒姉が18で、紫雲兄が19!」
「なるほど…じゃあ敬語なしでいいか。よろしく、忍冬!」
「ん!よろしく!千歳!」
オレたちは握手をして笑い合った。
「んで、本題、おれの千歳への特訓は内容は…」
なんだ…?外周3周か…?それとも地獄に筋トレか…?
「鬼ごっこだ!」
「はい!?」
更新が遅れてしまい、申し訳ございません…。
読んでいただきありがとうございます!ブックマークや感想などをしていただけると嬉しいです!!




