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昔々、ずっと昔。様々な種族が共存していた頃のお話。
人族、狐族、鬼族、鳥族の4つの種族は政権を争っていた。争いに嫌気がさした4つの種族はある「掟」を交わした。この物語は4種族と「掟」のお話。
「おい!待て小僧!」
オレは追いかけてくる中年の商人から全力で逃げた。大量の米を抱えて。
オレだってこんなことしたくてしているわけじゃない。父さんと母さんと約束したんだ。生きるということを。このままじゃ空腹で死ぬ。16年で終わる人生。それだけは嫌だった。
「逃がさねぇぞ小僧!こっちだってギリギリの生活を送っているんだ!」
やばい…追いつかれる…!
目を瞑って走る。全力で走る。
「おい!そっちは---族の領域だ!」
え?領域?
目を開けると霧が広がっていた。どこかは分からないがオレが住んでいる地区ではないことは分かった。
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